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中公クラシックス
心理学的類型

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  • サイズ B40判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121601315
  • NDC分類 141.97
  • Cコード C1211

内容説明

主体と客体、意識と無意識、内向型と外向型…。心的なはたらきの分析。

目次

序言
1 人間判定における類型問題(ジョルダンの類型についての概説;ジョルダンの類型の各論と批判)
2 類型総論(序論;外向型;内向型)
むすび

著者等紹介

ユング,カール・グスタフ[ユング,カールグスタフ][Jung,Carl Gustav]
1875~1961。スイスの精神医学者。分析心理学を創始した。ケスウィルに牧師の子として生まれ、バーゼル大学医学部を卒業した。フロイトに親炙し、ともにアメリカに講演旅行に招かれるなど当初の関係は良かったが、その後論争を重ねて訣別した。東洋への関心も深く、中国の「易経」や日本の禅の紹介にも努めた。彼独自の心理療法の方法は1970年頃から世界の人々の関心を集めるようになる

吉村博次[ヨシムラヒロツグ]
1919年生まれ。東京帝国大学文学部卒。同志社大学教授を経て同大名誉教授。ドイツ文学・哲学専攻。1999年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kota Abe

5
この本は、今、自分が知りたいことの極にある。 時代でも、経済体制でもなく、性別でも、階級でもなく、属している組織でもなく、西洋と東洋の違いでもなく、わたしに深く影響を及ぼしているのは意識と無意識下に当てはめられた内向型か外向型かである。 たどり着けて良かった。 個人的にはかなり深い真理へ到達した思いなのだが、読書メーターでこの本が読まれていないことが意外で不思議だ。2017/10/10

カタユリ

3
ユングによるタイプ論。 外向型と内向型という大きな二つのタイプを中心として、感情型や思考型など様々なバリエーションを当てはめていく。 抄訳ということで200P程度のコンパクトな量にまとめられているが、一番重要な外向型・内向型やそのバリエーションについての論考が載せられているので、全体としては大著であるこの本のエッセンスを理解出来る(らしい) しかし自分の問題だが、集合的無意識や自我と我、夢など、ユング特有の概念が前提知識なしにバンバン登場したので、理解するのに苦しんだ。2018/05/02

ヴェルナーの日記

3
性格を外向的と内向的に大別し、両者が相対する型で存在すると分析する。例えば意識下が外向的タイプだと、無意識下は内向的な部分が原始的で未発達な型で存在する。普段は意識下が支配しているので外向的自我を保ち物事の判断を客体中心に判断するが、何かの出来事により自我が抑圧され続くと、無意識化の内向的自我が浮上し、精神的病状を発症する(この場合は強迫観念症)。そして著者は両タイプに思考型・感情型(併せて合理型)・感覚型・直感型(併せて非合理型)と分類し、それらに対する精神分析と病状癖を説く。著者の本では判り易い内容。2013/08/03

STEM読書会

2
あんまりちゃんと読んでない気がする。2020/01/16

dexter4620

1
外交的と内向的の比較をした本書。難解な内容だが、それぞれに感情型と思考型がある点は、これまで読んだ行動心理学の本には記載がなかったと記憶している。男女別での性質の違いも挙げられているが、現代においては変化した部分で少し旧世代的考えのようにも見える。私の理解が及ばない点も多く、いつか再読にトライしてみたいと思える一冊だった。2023/09/13

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