中公クラシックス
日本的霊性

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  • サイズ B40判/ページ数 383p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121601025
  • NDC分類 182.1
  • Cコード C1210

出版社内容情報

禅体験と浄土教研究を通じて霊性(仏教的意識)に至った大拙の代表作。その境地の大きさを示す日本思想史上特筆されるべき名著。

内容説明

日本を代表する仏教思想家が禅体験から紡ぎだす「さとり」の極北。

目次

第1篇 鎌倉時代と日本的霊性(情性的生活;日本的霊性の自覚―鎌倉時代)
第2篇 日本的霊性の顕現(日本的霊性の胎動と仏教;霊性;日本的霊性の主体性)
第3篇 法然上人と念仏称名(平家の没落;浄土系思想の様相;念仏と「文盲」;念仏称名)
第4篇 妙好人(赤尾の道宗;浅原才市)
第5篇 金剛経の禅(般若即非の論理;応無所住而生其心;三世心不可得(一)
三世心不可得(二)
禅概観)

著者等紹介

鈴木大拙[スズキダイセツ]
1870~1966。仏教学者。本名貞太郎。金沢市生まれ。第四高等中学校、東京専門学校、東京帝国大学文科大学哲学科選科に学び、鎌倉・円覚寺に参禅、今北洪川・釈宗演に師事。渡米し、独学で仏教思想の研究をすすめ『大乗起信論』英訳、『大乗仏教概論』を出版、海外にその名を知られる。帰国後東京帝大文科大学講師、学習院教授、さらに大谷大学教授に就任。日本を代表する仏教学者としてしばしば欧米に赴く。1949年文化勲章受章

橋本峰雄[ハシモトミネオ]
1924~84。哲学者。徳島県生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。京都・法然院第三十代貫首(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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