出版社内容情報
「今日は絶好調だとか、走る気はないよとか、馬がしゃべってくれればなあ」というのは、競馬ファンの誰もが抱く、しかし決して満たされることのない願いです。
本書の著者は、馬の心理学、行動学に通じた「馬研究」の第一人者。「視野350度の馬が見ている世界とは?」「立ったまま眠れるのはなぜか」「草しか食べないのになぜ大きくなるのか」といった一般的な“馬学”から、「レース前に平常心でいるかどうかの見分け方は」「隣の馬に咬みつこうとする馬がいるのはなぜ」など、競馬に関する疑問まで、最新の研究成果を踏まえて答えます。
「馬はいまレース中だということがわかるのか、勝つとうれしいのか」という究極の問いには、過去に武豊騎手と行った対談を解説付きで再録、「競走馬の心」に迫ります。
目次
第1章 馬のこころとからだ
第2章 勝つ馬と負ける馬を分けるもの
第3章 強い競走馬をどうやって育てるか?
第4章 サラブレッドの歴史と記録対談 武豊×楠瀬良「馬という動物の繊細さを知ってほしい」
楠瀬 良[クスノセリョウ]
著・文・その他
内容説明
「今日はできればレースに出たくないなあ」「絶好調!誰にも負ける気がしない」など、馬の気持ちがわかったら―とは、馬券を買ったことのある人なら、一度は思うことでしょう。残念ながら馬は人間の言葉を話してはくれません。しかし、その心理と行動に関する研究の進歩には目覚ましいものがあります。本書では、その成果を余すところなく紹介します。
目次
第1章 馬のこころとからだ―視覚、聴覚、嗅覚から、癖、心理まで(視野350度の馬が見ている世界;コウモリ並みの聴力 ほか)
第2章 勝つ馬と負ける馬を分けるもの―馬券を買う前にどこを見るべきか(耳を見れば精神状態がわかる;レース前にボロをする馬は体調不良? ほか)
第3章 強い競走馬をどうやって育てるか―勝負は牧場にいるときから始まっている(訓練は胎児のときから;子馬誕生は牧場の一大イベント ほか)
第4章 サラブレッドの歴史と記録―人類の作った“芸術品”は進化し続ける(18世紀から続く血統書と成績書;サラブレッドの能力はどれだけ向上したか ほか)
対談 武豊×楠瀬良―馬という動物の繊細さを知ってほしい
著者等紹介
楠瀬良[クスノセリョウ]
1951年生まれ。日本装削蹄協会特別参与。農学博士・獣医師。1975年東京大学農学部畜産獣医学科卒業。同大学院、群馬大学大学院を経て、82年日本中央競馬会(JRA)入会。JRA競走馬総合研究所で馬の心理学、行動学を研究し、運動科学研究室長、生命科学研究室長、企画調整室長などを歴任。2011年日本装削蹄協会常務理事。17年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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