中公新書ラクレ<br> 子どもの病気―常識のウソ

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中公新書ラクレ
子どもの病気―常識のウソ

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121506023
  • NDC分類 493.9
  • Cコード C1247

出版社内容情報

「風邪には抗生物質が効く?」
「ステロイド軟膏が危ない?」「便秘薬はクセになる?」



ネットにはウソの医療情報が溢れている。
風邪を治す抗生物質なんてない。
ステロイド軟膏は危なくない。便秘薬はクセにならない……。


裏づけのない医療情報を信じるな。
面倒だからと薬を処方する医師もいるが、風邪に効く薬なんてない。
20年間で200人のがんの子どもたちを診た小児外科医は断言する。医学的な裏づけのない治療は
「百害あって一利なし」。



読売新聞オンライン(YOL)ヨミドクターで17万PVを記録したインフルエンザの記事を含む大好評連載「松永正訓の小児医療~常識のウソ」をまとめた医療知識の決定版。
病院に駆けこむ前に、ぜひ読んでおきたい一冊。

内容説明

風邪は早めの風邪薬で治す?真夜中の突然の発熱はコワイ?インフルエンザの予防にワクチンは効かない?食べる前に食物アレルギー検査をする?…どうして医学的な裏づけがない医療情報が、こんなに「常識」としてまかり通っているのでしょうか。医学的な根拠がある治療でなければ子どもの健康は守れません。本書は病院に駆け込む前に、ぜひ開いてほしい小児医療の実用本です。

目次

第1部 医療の基本のウソ
第2部 風邪にまつわるウソ
第3部 感染症のウソ
第4部 アレルギー疾患のウソ
第5部 お腹の病気のウソ
第6部 パンツの中のウソ
第7部 まだまだあるウソ

著者等紹介

松永正訓[マツナガタダシ]
1961年東京都生まれ。医師。87年千葉大学医学部を卒業し、小児外科医となる。日本小児外科学会・会長特別表彰など受賞歴多数。2006年より「松永クリニック小児科・小児外科」院長。13年、『運命の子トリソミー短命という定めの男の子を授かった家族の物語』(小学館)で第20回小学館ノンフィクション大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

20
アトピー、大学病院、風邪、ワクチン……なんとなく思っていた病気に関する常識について、いま現在の知見をもとに分かりやすく解説した内容で、著者の誠実さを感じました。こどもはいなくても、大人にも通じる常識が多いです。2023/07/19

shimomiyan

3
とても分かりやすい、子どもの病気の実用本。母子手帳と一緒に配ったらいいんじゃないかと思った。出産祝いにも薦めたい。2019/06/23

kj54

1
10年前に読みたかった。けど、風邪に抗生物質は百害あって一利無しなど、奥様を説得できた自身は無い。2017/12/03

山下 賀久

1
千葉大医学部卒の小児外科医の本です。ネットの医療情報や古くからの言い伝え、なんとなくそう思っている医療の常識を分野ごとに分けて正しいのか違うのか、そして対応策を最新の情報とご自身の経験をもとに大変分かり易く書いてあります。医療の基本や風邪はもちろんのこと、重大な病気の見分け方、アトピー性皮膚炎やおねしょに便秘、異物誤飲など赤ちゃんから小さなお子様がいる親にはもってこいの本です。大人の私が読んでも大変参考になるところも多く、風邪や感染症の予防は手洗い、人混みを避けるなど改めて大切だと思いました。お勧めです。2017/11/30

Hisashi Tokunaga

0
なるほどね。常識のウソがどのようにつくられるかを描き出した書でもあり、自身の常識を疑う契機にもなる。それにもまして、多くの子供が病に苦しみ、苦しんできたことの証左の書でもある。2017/12/24

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