出版社内容情報
戦国や幕末維新を舞台に数々の傑作を送り出してきた著者が近年に発表したエッセイを収録。大坂の陣における加賀藩主・前田利常の奮戦、国宝松江城を造った名将・堀尾吉晴の生涯、さらに会津藩・新選組・旧幕臣など時代の奔流のなかで己の志を貫いた人々の潔い生き方を取り上げ、歴史の陰に埋もれていた知られざるエピソードを発掘する。 史料を博捜し、全国の史跡を探訪して、小説・史論を書き進める過程でもたらされた豊かな果実――。歴史の面白さを堪能させるエッセイ集。
内容説明
大坂の陣で、将に将たる器であることを自ら証明した加賀藩主・前田利常。秀吉に仕えて戦国を生き抜き、国宝松江城を築いた名将・堀尾吉晴。さらに会津藩、新選組、旧幕臣など、時代の奔流のなかで己の志を貫いた人々の潔い生き方を取り上げ、歴史の陰に埋もれていたエピソードを発掘する。史料を博捜し、全国の史跡を探訪して、小説・史論を書き進める過程でもたらされた豊かな果実―。最新エッセイ54篇を収録する。
目次
1 歴史の坂道(今日の会津士魂;「会藩国替名残歌」の世界へ ほか)
2 言葉の遠近法(人生三十年;巫女と英雄 ほか)
3 戦国と江戸の話(戦国乱世で活躍した智将たち;歴代会津領主・藩主たち ほか)
4 戊辰戦争への道(維新の原動力となった刑死者たち;戊辰戦争の戦場は北へ ほか)
著者等紹介
中村彰彦[ナカムラアキヒコ]
1949年、栃木県栃木市生まれ。東北大学文学部卒業。出版社勤務を経て、1991年より執筆活動に専念。1987年、『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞、1993年、『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞、1994年、『二つの山河』で第111回直木賞、2005年、『落花は枝に還らずとも』で第24回新田次郎文学賞を受賞。また2015年には第4回歴史時代作家クラブ賞実績功労賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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