• ポイントキャンペーン

中公新書ラクレ
誰が法曹業界をダメにしたのか―もう一度、司法改革を考える

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121504661
  • NDC分類 327.1
  • Cコード C1232

出版社内容情報

「司法試験合格者3000人撤回、法科大学院統廃合」など反司法改革が吹き荒れる今、何が起きているのか? 過去・現在・未来を検証

内容説明

「司法試験合格者3000人撤回、ロースクール統廃合」など司法改革に逆風が吹いている。いま、業界で何が起きているのか?弁護士の数は多いのか少ないのか?弁護士、裁判官、検事、法務省それぞれの問題点に斬り込みながら、グローバルな視座で法曹のあるべき姿を模索する。

目次

第1章 改革できない法曹業界
第2章 「弁護士人口を減らせ!」論のここがダメ
第3章 弁護士のどこがダメなのか
第4章 検証!ロースクール・司法試験・司法研修所
第5章 裁判官のどこがダメなのか
第6章 民事裁判のここがダメ
第7章 行政訴訟のここがダメ
第8章 刑事裁判のここがダメ

著者等紹介

岡田和樹[オカダカズキ]
フレッシュフィールズブルックハウスデリンガー法律事務所パートナー。1950年東京都に生まれる。73年一橋大学法学部卒、75年弁護士登録(第二東京弁護士会所属)

斎藤浩[サイトウヒロシ]
弁護士法人FAS淀屋橋総合法律事務所代表。1945年岡山県に生まれる。京都大学法学部卒、地方公共団体勤務を経て、75年弁護士登録(大阪弁護士会所属)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てつ

7
弁護士を増やすと共に制度を改革しなければならない、という本。断定的で小気味良い。弁護士は偉い人、弁護士は雲の上の人、弁護士は高い、などという感覚は壊さなければならない。仕事がなくなるから弁護士を増やさない、のではなく、弁護士自身が仕事を探し、作っていかなければならない。概ね同感です。ただ、予備試験廃止はどうかと思う。2017/04/08

🍭

5
図書館本。感想としては触れたい内容多いし、問題提起力強いし、業界について好きなように書いてはって偉いなぁと思った。政治と法について知りたくてこの手の新書に手を出しているけれど、法曹界についてあまりにも知らなすぎて一足跳びの読書体験になった。法曹界の人権意識の凋落っぷり(第七章・第八章)で述べられている行政と警察組織に相対する際の国民の権利はやはり弱々しいなと追認する形になった。行政や国を相手にする訴訟の権利の弱さ。刑法が絡んだ時の個人に圧をかけて潰せる拘留のシステムは被疑者の人権を一切配慮していない。2023/07/04

ゆうづる

0
小田急高架化訴訟で原告適格が広がったとは言われているけれどもそれでも狭いと。大抵の行政訴訟が「裁量権逸脱なし」で片付けられてしまうのは確かに問題な気がする。2017/01/12

てくてく

0
司法改革の再検討本。法曹人口を拡大するという試みが失敗した原因はどこにあるのか、企業の海外進出にともなって弁護士はどうすべきなのか、そして刑事・民事・行政裁判における問題点を指摘した一冊。比較として韓国とオランダの事例が挙げられている点も興味深かった。2013/09/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7013958
  • ご注意事項