中公新書<br> 漢字の字形―甲骨文字から篆書、楷書へ

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中公新書
漢字の字形―甲骨文字から篆書、楷書へ

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121025340
  • NDC分類 821.2
  • Cコード C1280

出版社内容情報

馬という字からはタテガミをなびかせ走るウマの姿が見えてくる。しかし犬からイヌを、象からゾウの姿を想像することは難しい。漢字がもつ四千年の歴史は、捨象と洗練と普及の歴史である。
本書ではそうした漢字の変遷が一目でわかる字形表を用いることで、祭祀や農耕など中国社会の変化の軌跡をたどる。字形の多様さから古代の人々の営為を読み取れば、私たちの社会の成り立ちも自ずと浮かび上がってくるだろう。

内容説明

「馬」の字からはタテガミをなびかせ走るウマの姿が見えてくる。しかし、「犬」からイヌを、「象」からゾウの姿を想像することは難しい。甲骨文字から篆書、隷書を経て楷書へ―字形の変化を丹念にたどると、祭祀や農耕など中国社会の変化の軌跡を読み取れる。漢字がもつ四千年の歴史は、捨象と洗練と普及の歴史なのだ。本書では小学校で習う教育漢字を取り上げた。眺めて楽しい字形表から漢字の歴史が見えてくる。

目次

序章 漢字の歴史
第1章 「馬」のたてがみ、「象」の鼻
第2章 「本末」は、転倒している
第3章 「人」は、一人で立っている
第4章 古代文明の「宮」殿、馬「車」
第5章 意外な親戚、「同源字」
第6章 他人のそら似、「同化字」
第7章 古代人も迷った、「字源説の変化」
終章 タイムカプセルとしての漢字

著者等紹介

落合淳思[オチアイアツシ]
1974年愛知県生まれ。立命館大学大学院文学研究科史学専攻修了。博士(文学)。現在、立命館白川静記念東洋文字文化研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

12
漢字の時代的な字形の変化を中心に見る漢字本(あるいは字源本)。楷書の段階の異体字にも、古文字にその起源をたどれるものが以外に多いという印象。ただ、第七章に関しては字形の変化を「字源説の変化」ととらえてかなり踏み込んだ解説をしているが、単に字形の訛変ということで解説した方がよかったのではないかと思う。2019/03/20

ちはや

8
思ってたのと違ったけど、懐かしいなぁとページをめくりました。またやりたいなとは思えど、練習嫌いの私だし(^_^;)発表会も年一とはいえあったし、それが年一とはいえあっという間なのよね。時の流れを見てても、やはり楷書より隷書篆書金文に甲骨文字のほうが好きだわ。草書、行書は苦手(^_^;)2019/05/06

terve

8
殷の時代、甲骨文字からどう変化してきたかを段階に分けて解説している本です。単純に変化を見るだけでも楽しいのですが、「こんなに変わったんや!!」というような漢字も多く、人間の想像力(?)に驚かされました。2019/04/29

Fumitaka

5
«Китайские иероглифы»(中国のヒエログリフ)の成り立ちについて『殷』の落合先生が甲骨文字から今に至るまで解説。「『新字体』と『旧字体』は、必ずしも字形の歴史の新旧ではない」(p. 177)とある通り、漢字についても様々な紆余曲折があり、どうも略字とかの方が場合によっては本来の表象文字としての意味を残している場合とかもあるとする。「画」には周代には「周王」と書き込まれていたが周の没落後に「田」に変わったとか(p. 181)。現代日本人が古代中国にタイムスリップしても判別は難しそうだ。2022/06/19

shouyi.

5
「漢字は古代からのタイムカプセル」という項目が最後尾に配されているが、ここまで読んできてなんら突拍子もない記述であると納得した。漢字の語源を丁寧に述べる書だが、最後まで飽きることなく読むことができる。 筆者は白川静の弟子にあたるのかな?白川さんの本を読んだ時のときめきは今も忘れられないが、落合さんのフラットな視線にも静かな感動をもった。2019/10/22

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