中公新書<br> 物語アラビアの歴史―知られざる3000年の興亡

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中公新書
物語アラビアの歴史―知られざる3000年の興亡

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  • サイズ 新書判/ページ数 386p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121024961
  • NDC分類 226
  • Cコード C1222

出版社内容情報

アラブについて記された最初の石碑は紀元前9世紀に遡る。メソポタミアとエジプトの両文明に挟まれた砂漠に誕生した諸国家は交易と遊牧で栄え、互いにしのぎを削り、エチオピアやインドとも交渉を持った。西暦7世紀にはこの地にイスラームが誕生し、世界史に大きな影響を与えることになる。20世紀以降、石油資源を元に近代化を進めるが、政治的安定にはほど遠い。中東の核心地帯の三〇〇〇年を追う。

蔀勇造[シトミユウゾウ]
著・文・その他

内容説明

アラブについて記された最初の石碑は紀元前九世紀に遡る。メソポタミア・エジプト両文明の影響を受けた地に誕生した諸国家は交易と遊牧と農業で栄え、互いにしのぎを削り、エチオピアやインドとも交渉を持った。西暦七世紀にはこの地にイスラームが誕生し、世界史に大きな影響を与える。二十世紀以降は石油資源をもとに近代化を進めるが、政治的安定からはほど遠い。古代文明から現代まで、中東の核心地帯の三千年を追う。

目次

第1章 都市と国家の成立と発展―アラビア史の黎明
第2章 新旧勢力の交替と文明の変質―前一千年紀末の変動
第3章 オリエント世界の三極構造化―三世紀の変動とその後
第4章 アラビアの古代末期―諸勢力の角逐
第5章 イスラームの誕生と発展―アラビアの新世紀
第6章 沈滞と混迷の数百年―中世のアラビア
第7章 ヨーロッパ人の来航とオスマン朝の支配―近世のアラビア
第8章 独立と繁栄―近現代のアラビア

著者等紹介

蔀勇造[シトミユウゾウ]
1946年、埼玉県生まれ。1972年東京大学文学部卒業、1977年同大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京工業大学工学部助教授、東京大学大学院人文社会系研究科教授等を歴任。東京大学名誉教授。専攻・アラビア古代史、東西海上交流史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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巨峰

81
アラビア半島の歴史を古代から描いている。メソポタミアとか地中海側など中東の古代文明の中心からみたらアラビア半島は僻地にあたるようで、中東文明の全体像は見えにくかった。固有名詞が多くて、結構難しかったけど、今のアラブ諸国も、近世からの歴史が脈々と続いているということはわかった。それにしてもアラビアは戦争や後継者争いのやまない土地だというのもわかった。イスラムの力をもってもなお。いやイスラムの派閥が争いの原因になることがあるのだね。2018/11/07

HANA

59
読む前は中東の歴史かと思ってたのだが、実際はアラビア半島の歴史であった。シバの女王からアラブの春までの三千年を通史として紹介した一冊。自分はこの地域の歴史についての知識はほぼゼロだったため、どこを読んでも教えられる事ばかり。ただ地名に馴染が無いため読んでる最中は地図と首っ引きだったり、王朝の興亡が激しすぎて何処がどうなっているのかわからなくなってきたりもしたけど、これはあくまで自分の知識不足のため。しかし改めて通史として読むと、この地域というか歴史のダイナミズムというものをしみじみと感じさせられるなあ。2018/12/16

サアベドラ

28
シバの女王からサルマン国王まで、3000年に及ぶアラビア半島の歴史を駆け抜ける。著者の専門は古代の南アラビアで、現在のイエメンに相当する地域に全体の半分以上を割いている。さすがに偏りすぎの気もするが、他でなかなかお目にかかれない記述なのでまあ良しとする。アラビア半島は中央が砂漠で三方を海に囲まれているため、強力な政治的中心が生まれることはなかった。住民は遊牧民とオアシス民と山賊と海賊で、名物は部族対立と代理戦争である。本書を読む限り、現代のアラビアは石油がある以外、中世と大して変わらないように見えてくる。2018/09/28

Tomoichi

27
アラビア半島の歴史を発掘された資料を使って追っていく3000年史。何せ地名・人名に馴染みなく固有名詞に苦しまされる。イスラム誕生前の歴史は特にきつい。イスラム教がユダヤ教やキリスト教の影響を受けているのは有名だが、イスラム誕生以前両宗教がアラビアでかなり浸透していたのは知らなかった。殺し殺され騙し騙され略奪につぐ略奪。そんな感じです。大陸は大変ね。2019/11/04

Porco

19
実に面白かった。特に著者の専門である古代についての記述が多く、日本語で読める類書はないのではないでしょうか。アラビア半島は、イスラム教を始めたムハンマドの時代と現代を例外として、ほとんどの時代において「大国の周辺」だったようですね。2020/05/03

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