中公新書<br> 通勤電車のはなし―東京・大阪、快適通勤のために

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中公新書
通勤電車のはなし―東京・大阪、快適通勤のために

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  • サイズ 新書判/ページ数 277p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121024367
  • NDC分類 686.21
  • Cコード C1265

出版社内容情報

少しでもラクに通勤したい!混雑率200%に達する東西線や田園都市線をはじめ、現状の問題点と対策、さらに将来の展望を解説する。

内容説明

通勤時間はムダである。この苦痛に耐える時間を有意義に利用すれば年間7兆円もの価値が生まれるといわれる。どうすれば満員電車を少しでも快適に出来るのか。新線の建設、ダイヤの工夫、新型車両の導入など、鉄道会社は努力を重ねてきた。人口減少社会の現在も、なお改善は必要である。混雑率200%に達する総武線や田園都市線をはじめ、主要路線の問題点と対策を解説。過去から将来まで、通勤電車のすべてが分かる。

目次

第1章 通勤電車とは
第2章 東京圏のネットワークの現状
第3章 大阪圏のネットワークの現状
第4章 東京圏の人口動向と輸送改善
第5章 大阪圏の人口動向と輸送改善
第6章 東京圏の混雑緩和の推移
第7章 大阪圏の輸送力増強と混雑率
第8章 今後の展望―東京圏
第9章 今後の展望―大阪圏

著者等紹介

佐藤信之[サトウノブユキ]
1956年、東京生まれ。亜細亜大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得。亜細亜大学講師、一般社団法人交通環境整備ネットワーク代表理事・会長、NPO法人全国鉄道利用者会議(鉄道サポーターズネットワーク)顧問、公益事業学会、日本交通学会会員。専攻・交通政策論、日本産業論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かごむし

31
東京大阪のような大都市圏の存在を可能にする重要なインフラが鉄道であることがよくわかる。かなり緩和されたとは言え電車の混雑や、電車の利便性の向上などは、運転間隔の調整などにより、今あるハードを前提とした効率化は最大限図られている。さらなる改善をしようとすれば新線の建設などが必要だが、今後の人口動態などから巨額の投資には躊躇せざるを得ない。こういう問題を、現在存在する線路や、計画があった線路などに基づいて、詳細かつ具体的、専門的に踏み込んで語るので、膨大な情報量により、鉄道問題の全体像が見えるような本である。2018/05/27

onasu

23
「通勤地獄」なんて言葉を最近は耳にしないと思っていたら、混雑率はかなり緩和されていたのですね。  それでも首都圏には混雑率が200%近い区間がいくつもある。増発は30本/h程度が限界で、それより増すと乗降時間で、後続の列車が止まってしまう。そこんとこを多額の投資をせずに、というのが知恵の出しどころだが…。  国や地方に財源を求めるなら、財源にも言及しないと、単なるお上頼みになってしまう。それと、東京と大阪にしか触れていないが、それでも多過ぎる。幾分おもしろ味はないが、いくつか鉄ネタが拾えたのは、よかった。2017/08/12

たかしくん。

21
サクッと読了。通勤電車好きの私には、意外に面白かったです。大正15年当時の山手線中央線の配線図、これは初めて見ました。そう言えば、2年前に発表された羽田アクセス線は、新宿へのバスの便が良くなったようで、実現が難しくなってきましたね。目下は、相鉄とJR線の直通を期待して待ってます!2018/08/12

ふろんた

16
実感はないのだが、混雑率は以前に比べてだいぶ改善しているらしい。せめて車内で本が読める程度のスペースが欲しいです。2019/05/08

kenitirokikuti

13
最近話題のトピックである、電車内痴漢について何か得られないかしら?とページめくると、p.194 に小見出し「女性専用車の導入」があった。なになに、〈「線路内人立入り」というアナウンスは痴漢発生の隠語であると噂されている。〉専用車であるけれども、占領期には連合国専用車が設けられていたそうな▲女性専用車は警視庁が平成16年に導入要請を行ったものの、沿線への人口誘致のため通勤サービスとして行われた。なるほどな、それで西部や東武なんかの沿線民(団地も含むかな?)が利害を持つわけだ。なっとく。2018/03/04

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