中公新書<br> 明治維新と幕臣―「ノンキャリア」の底力

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中公新書
明治維新と幕臣―「ノンキャリア」の底力

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  • サイズ 新書判/ページ数 233p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121022943
  • NDC分類 210.61
  • Cコード C1221

内容説明

明治維新は、西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允ら薩長土肥の志士が中心となって成し遂げたというイメージが強い。進取の気風に富む西南雄藩が、旧態依然たる江戸幕府に取って代わったのは、歴史的必然だったとさえ捉えられている。だが本当に幕府は無為無策で、すぐれた人材を欠いていたのか。本書は、行政実務に精通し、政権交代後も継続登用された中・下級の旧幕臣たちに光を当てるものである。明治維新への新たな視座。

目次

第1章 「天下太平」と江戸幕府
第2章 旗本と御家人―江戸幕府の柱石
第3章 幕末の政局と幕臣
第4章 明治維新―「旧幕府」と「新政府」
第5章 「ノンキャリア」の活躍
第6章 藩閥になった幕臣

著者等紹介

門松秀樹[カドマツヒデキ]
1974年(昭和49年)、神奈川県に生まれる。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。同大学大学院法学研究科政治学専攻後期博士課程単位取得退学。博士(法学)。現在、尚美学園大学非常勤講師、常磐大学非常勤講師などを務める。専攻は日本政治史、日本行政史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もりやまたけよし

29
ノンキャリアとしての幕臣にフォーカスを入れようとする試みに期待したが、やはり資料が少ないのか、分析がまだ甘いのかなかなか深い部分にまでは切り込めない感じでした。通史の部分をうまくノンキャリアとリンクさせればもっとよかったかもしれません。2023/05/25

り こ む ん

25
勝者が歴史を作る。と、言葉があるように、明治維新、その後となると、敗者である徳川幕府は、かなりのメタぼろに書かれていたりするのだけど、この本は、二百年以上に渡り全国統治をしてきた幕府の行政機関、そこで仕事をこなしていた幕臣の能力の高さを改めて学べる一冊。徳川幕府の基礎があったからこその明治政府。全国統治の経験もノウハウも持たない明治政府が、すんなりでは無いにしても、政府としての態勢が築けたのは、徳川幕府の恩恵もあるのだな。「エリート革命」なるほど!!2015/02/10

mam’selle

17
前段で、江戸時代初期からの統治・行政機構がどのように進化したかを丁寧に説明しているので、肝心の明治新政権に移行した実務官僚の活躍は、後半からスタートする本書。学生時代に江戸時代の三大改革として享保の改革、寛政の改革、天保の改革などは習ったが、本書では出自に関わらず実力者を抜擢した安政、文久、慶應と改革があり、有意の人材の欧米への留学や軍政改革、さらには中央集権制迄志向していたとは驚き。明治維新は薩長土肥だけで無く、幕府も人材や資源を提供した共同制作だと理解出来た。2020/05/04

ヤギ郎

13
明治維新の立役者といえば、西郷隆盛や大久保利通などがおもい浮かぶだろう。この本は明治維新の実務を取り仕切った、影に隠れた人々に焦点を当てている。世間に名前を知られることのないような実務担当者たちがあの時どんなことをしていたかを資料などを元に記している。2015/12/24

軍縮地球市民shinshin

13
なかなか面白い視点での分析の本。江戸幕府官僚制の形成の概説と幕末政局、そして維新直後、新政府による中・下級幕臣の一斉継続登用。つまり実務は、幕臣に依存せざるを得なかったということが分かる。しかし明治10年ごろにみな辞職していき、幕臣は勝海舟や榎本武揚などの大臣、上級職で残るようになる。この時期には明治政府は、実務は自前で人材を賄えるようになっていったのだろう。著者の博士論文が箱館奉行所役人と開拓使官吏の連続性だったので、そこを細かく解説している。全体にわたってという指摘があるが、それは今後に期待。2015/03/15

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