出版社内容情報
中学・高校の古文の授業で私たちは「歴史的かなづかい」に出会い、例えば現在「カワ」と発音する語がかつては「かは」と書かれたことを知る。なぜ発音と表記は違うのか、表記はいかに揺れてきたのか。仮名が生まれた十世紀の『土左日記』に始まり、藤原定家の「定家かなづかい」、中世の実用的な文書、契沖のかなづかい。そして明治期の小学校教科書や野口英世の母の手紙まで。「かなづかい」でたどる日本語の歴史。
内容説明
中学・高校の古文の授業で私たちは「歴史的かなづかい」に出会い、例えば現在「カワ」と発音する語がかつては「かは」と書かれたことを知る。なぜ発音と表記は違うのか、表記はいかに揺れてきたのか。仮名が生まれた十世紀の『土左日記』に始まり、藤原定家の「定家かなづかい」、中世の実用的な文書、契沖のかなづかい。そして明治期の小学校教科書や野口英世の母の手紙まで。「かなづかい」でたどる日本語の歴史。
目次
第1章 仮名の成立とかなづかい
第2章 平仮名で日本語を書く
第3章 片仮名で日本語を書く
第4章 中世から近世にかけてのかなづかい
第5章 明治期のかなづかい
第6章 「現代仮名遣い」再評価
著者等紹介
今野真二[コンノシンジ]
1958年(昭和33年)、鎌倉市に生まれる。早稲田大学大学院博士課程後期退学。高知大学助教授を経て、清泉女子大学文学部教授。専攻、日本語学。著書『仮名表記論攷』(清文堂出版、2001年、第30回金田一京助博士記念賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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