中公新書<br> 黒田官兵衛―「天下を狙った軍師」の実像

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中公新書
黒田官兵衛―「天下を狙った軍師」の実像

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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121022417
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1221

出版社内容情報

この男の活躍と貢献なくしては、秀吉による全国統一もあり得なかった。「稀代の軍師」とも呼ばれる智将の実像に迫る本格的評伝。

内容説明

時代の趨勢を読み、織田陣営についた黒田官兵衛は、瞬く間に頭角を現した。秀吉の右腕として中国経略、九州遠征、小田原合戦など各地を転戦。官兵衛の働きなくして秀吉による全国統一もなかった。「稀代の軍師」とも呼ばれる武将の活躍の実態はいかなるものだったのか。関ヶ原合戦に際して天下を目指したとする説の真偽は―。茶の湯や連歌に優れ、キリスト教信仰を貫くなど、名将の知られざる側面にも光を当てる意欲的評伝。

目次

第1章 黒田氏の系譜
第2章 播磨の麒麟児
第3章 信長時代の激闘
第4章 豊臣政権確立期の活躍
第5章 天下統一から海外遠征へ
第6章 関ヶ原合戦と官兵衛の晩年
終章 「軍師」の実像

著者等紹介

諏訪勝則[スワマサノリ]
1965年(昭和40年)、神奈川県に生まれる。國學院大學文学部文学科卒業。同大学大学院文学研究科日本史学専攻修士課程修了。現在、陸上自衛隊高等工科学校教官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

51
文献にあたってできる限り忠実に戦国の世を再現しようとなさっている姿勢に感服した。官兵衛が茶の湯や連歌をたしなむなど、文化人としての一面も持っていたことがわかった。2015/09/27

だまし売りNo

34
相手をだますのではなく、誠実な交渉者として描く。目的のために手段を選ばない卑怯者ではない。黒田官兵衛の祖父は重隆は家伝来の目薬を販売し、それが売れて財をなした(14頁)。このため、官兵衛は「武士というより商人のような気分がなにより、身になじんでいた」と評する作品もある(葉室麟『風渡る』講談社、2008年、32頁)。官兵衛の柔軟な発想は民間感覚に基づくものであった。 2023/06/12

千尋

21
大河ドラマを見て、黒田官兵衛の事がもっと知りたくなり図書館で借りてきた本☆官兵衛に関する史料を通して、官兵衛の実像に迫ります♪織田と豊臣に仕えた軍師としての官兵衛が有名ですが、連歌や茶の世界でも交流があり、またキリシタンとしてキリスト教に信仰深い面もあって、官兵衛の新たな一面を知る事が出来ました*2015/02/18

ふろんた

21
名軍師と言われた黒田官兵衛の評伝。最前線での指揮が多く、武人としての活躍が色濃い。一方で、連歌を嗜むなど文人としての側面も併せ持つ。2014/02/03

モモのすけ

19
大河ドラマの副読本に。「官兵衛は調略が巧みだったといわれるが、対外交渉においてはむしろ誠実で粘り強く、相手の厄介な要求にも柔軟に対処したことが知られる」2014/02/07

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