中公新書<br> ツタンカーメン―「悲劇の少年王」の知られざる実像

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中公新書
ツタンカーメン―「悲劇の少年王」の知られざる実像

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  • サイズ 新書判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121022356
  • NDC分類 242
  • Cコード C1222

出版社内容情報

黄金のマスクで知られる古代エジプトのファラオ(王)ツタンカーメン。暗殺説も根強い「悲劇の少年王」の実像と死の真相に迫る

内容説明

古代エジプトのファラオ(王)ツタンカーメンといえば、ほぼ未盗掘の王墓から発見された副葬品の「黄金のマスク」で広く知られる。幼少で即位し十九歳前後で死去した少年王は、ミイラの外傷から暗殺(撲殺)説が強かったが、近年は否定されつつある。本書では、歴史学・考古学の最先端の研究をもとに、ツタンカーメンの実像と死の真相に迫り、現代から三千年以上の時を隔てた最盛期の古代エジプト世界を活写する。

目次

序章 ツタンカーメンとは誰か?
第1章 若き王の生涯―彼の生きた時代とは?
第2章 ツタンカーメンの死の謎―彼は殺害されたのか?
第3章 女性たちのすさまじき権力闘争―彼をめぐる女性たちとは?
第4章 王の副葬品―そこに秘められた意味とは?
第5章 後継者をめぐって―彼の死後エジプトで何が起こったのか?
終章 ツタンカーメンの死の真相とは?

著者等紹介

大城道則[オオシロミチノリ]
1968年(昭和43年)、兵庫県に生まれる。関西大学大学院文学研究科史学専攻博士課程後期課程修了。バーミンガム大学大学院古代史・考古学科エジプト学専攻修了。博士(文学)。現在、駒澤大学文学部歴史学科准教授。スウォンジー大学歴史古典学科名誉スタッフ。専攻、古代エジプト史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

25
ツタンカーメンの生涯特に謎の死について考察しています。丁寧に書かれており読みやすかったです。当時のエジプトの習慣もわかり良かったです。2024/01/22

Koning

25
読みやすい上にちゃんとしたお話。テレビの吉村某のアレに騙されちゃった人は読んでおくと普通のエジプト学の成果はこうなんだよというのが分かるという良書。いや、普通なんだけどね。そういう意味で普通の研究成果をみるだけでもすげー面白いんだよ!って意味でこれは勧めまくりたい(w2014/03/07

セウテス

14
子供の頃からなんと無く、エジプトのファラオと言ったら、ツタンカーメン王みたいに記憶していました。黄金のマスクも有名ですよね。ですがこの本にて、若くして亡くなっていることや、暗殺の可能性もあり、生前から病気に悩まされていた等を知りました。小説の様に、サクサク読めましたので、そんなに興味の無い方でも、ちょっとした知識に、気負わないで手に取れると思います。2014/05/04

ゆずこまめ

11
ツタンカーメン、短いながらもいろいろ難しい時代を生きたファラオなんですね。古代エジプト面白いなぁとしみじみ思わせてくれました。2015/11/01

和草(にこぐさ)

11
ツタンカーメン時代知らなかった私には読みやすく、時代背景等を知ることができました。ツタンカーメンに限らず、この時代の王様は権威と威厳があったのですね。2015/03/27

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