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中公新書
日本の経済―歴史・現状・論点

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  • サイズ 新書判/ページ数 305p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121018960
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C1233

出版社内容情報

日本経済の歴史と現状を、客観的なデータにもとづいて、活写する。アメリカ追随には警鐘を鳴らし、日本のとるべき選択の方向を提示。

内容説明

日本の経済はどうなっているのか。本書は、その歴史と現状の両面にわたって、客観的なデータにもとづきつつ、その全体像を提示するものである。まず明治から今日までの歩みを、各種経済指標や国際比較を使って素描する。ついで、国際経済関係、産業、企業経営、職場と仕事、財政、金融などの現状を取り上げ、重要な論点を整理。さらに、アメリカ標準を安易に前提とする議論に対しては警鐘を鳴らし、代替案の可能性を模索する。

目次

日本経済への視角
日本経済の歩み―明治から戦後復興まで
高度経済成長
1970年代の日本経済
1980年代の日本経済
バブル崩壊以後の日本経済―1990~2006
国際経済関係
日本の産業
日本の企業経営
日本の雇用と職場
日本の財政と社会保障
日本の金融

著者等紹介

伊藤修[イトウオサム]
1956年(昭和31年)、長野県に生まれる。1979年、東京大学経済学部卒業。1984年、同大大学院修了。博士(経済学)。大蔵省財政金融研究所研究員、神奈川大学教授等を経て、埼玉大学教授。著書『日本型金融の歴史的構造』(東京大学出版会、1995年、第36回エコノミスト賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

12
試験用に歴史の部分だけ。あまり役に立たなさそう2015/01/17

ceskepivo

8
経済史の分かりやすい基本書。ただ、「歴史問題は過去の謝罪の問題ではなく、現在と将来に向けた信頼(破壊)の問題である。相手の立場に頭が回らず、手前勝手な主張に終始するのは、精神的幼児の理屈にほかならない」と、著者の歴史観も著されている。2015/08/07

まるさ

3
第一部で明治以降の日本経済の歩んできた歴史の概観を行い、第二部で産業、財政、金融といった各論で日本経済について論じている。教科書的に事実を客観的に中立的に述べるよう努めつつも随所に社会の問題について著者の指摘や個人的な所感が述べられており(言わずにはいられないという著者の思いの丈が伝わる)、その部分が却って「読ませる文」になっている。公務員志望者(特に日本全体に広く目をやる必要のある国家公務員志望)や大学教養レベルの経済学を身に着けたいと考えている者には必読です。2015/11/11

coolflat

3
戦前の経済と社会は個人資本主義的な性格が強かった。財閥、企業、地主と、企業内でも管理層と一般労働者は身分差の壁があった。そういう意味で、階級差や対立が目に見えやすい社会だった。財閥解体で戦前の個人資本主義が崩れ、しばらく不安定な株式所有構造を経た後、50年代には法人資本主義へと変化した。その後、70年代まで日本は高度経済成長を歩むが、70年代後半に財政赤字は拡大。80年代に入ると財政再建へ向けて、小さな政府運動が始まる。新自由主義政策の始まりである。以後、バブル崩壊でそれは更に加速し、現在まで続いている。2014/06/15

あゆさわ

2
日本経済論の教科書でした。テスト勉強の為に二回読んだので登録。高校基礎レベルの公民の知識があればあまりわからないことはないと思います。なかなか伊藤先生のこだわりとかがわかる気がする本です。個人的にわかりやすく日本の経済の歴史や現状がわかると思いました。2015/07/30

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