マリリン・モンロー最後の年

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120049873
  • NDC分類 778.253
  • Cコード C0074

出版社内容情報

マリリンは1962年の夏の夜、36歳で死んだ。そして、葬儀に参列したのはたったの34人。そのうちの12人が本書の主人公である。彼らは、家政婦、メイク係、秘書、マッサージ師、会計係、演技コーチ、ヘア・ドレッサー、スタンドイン〔代役〕、助手、精神分析医、写真家、そして広報担当であった。 彼らにとって、ハリウッドで最もビッグなスターのそばにいることは何を意味していたのか? マリリンは最も才能に恵まれながら、最も矛盾を抱えたスターの1人だった。魅力的だが、恐ろしく多くを求めた。鷹揚な反面、妥協しないところがあった。 マリリン最後の日々、彼女に身近に接した彼らの、人生、雇い主との関係、相互の人間関係を活写し、不世出の大スターの魅力に新たな光を当てる。

内容説明

いまなお輝きを失わない美のイコン―不可解な死に至る日々、彼女はどのような人たちに囲まれていたのか。

目次

ユーニス
アラン・“ホワイティー”
シェリー
ラルフ・R
イネス
ポーラ
アグネス
イヴリン
メイ
ラルフ・G
ラリー
パット

著者等紹介

コション,セバスティアン[コション,セバスティアン] [Cauchon,S´ebastien]
作家、コレクター、マリリン・モンロー研究者。フランスのテレビ局「アルテ」や「キャナル・プリュス」で働いた後、フランス映画を海外で展開する機関「ユニフランス」で広報活動に従事している

山口俊洋[ヤマグチトシヒロ]
1968年、東京都出身。東京都立大学人文科学研究科フランス文学専攻博士課程(満期退学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

17
モンローの周囲にいた12人の人々の視点から浮かび上がってくる彼女の最期の一年と、モンローの人物像。想像していたことではあったけれど、頼るひとも信頼できるひとも彼女の周りには存在していたはずなのにそれは空振りとなっていて、どんな人間も彼女を支えることが出来なかった虚しさのようなものが詰まった一冊だった。登場するだれもがモンローを愛し、振り回され、愛されて、振り回していたように思える。なんともそれは寂しいお話です。2017/07/13

シグマ

13
マリリンモンローの近くで働いていた人たちの視点から本当のモンロー像を浮かび上がらせようとした試みの本書である。気取ったところがなく素晴らしい心配りの出来る人物であると評した一方で、モンローは若い女優がブロンドに近い色にすると癇癪を起したというエピソードを披露するなど、一筋縄ではいかない人物だなと改めて思った。魅力に充てられて精神科医も広報も皆正気じゃなくなっている感じが面白い。2019/06/19

ののまる

6
最後1年、すごく辛そうだ。2020/01/30

Mc6ρ助

5
『「私たちは彼女を失った」・・・三日後、 これまで語ってきた十二人のほとんどがマリリンの葬儀で顔を合わせた。彼らの中には、互いに初対面という人もいた。こうした光景、つまり彼らが勝手に会い、集うのをマリリンはどれほど嫌ったことだろう。 生前彼女は、彼らの誰といるときでも、一人ひとりを自分にとってそうあってほしい役割に閉じ込め、彼らのそれぞれを慎重に隔離していたのだ。(p206)』それにしても、マリリン・モンローの圧倒的存在感、圧倒的天才性、圧倒的に破綻した性格・・・。じわりじわりと効いてくる読後感が独特。2017/09/12

takao

1
ふむ2019/10/23

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