出版社内容情報
しくじると日本国そのものがなくなる（石破茂・前地方創生担当大臣）人口減少のなか各地で始まった地域活性化事業の内実を検証する。
内容説明
油津商店街（宮崎県）。ながと物産合同会社（山口県）。佐井村のヒラメの粕漬け（青森県）。お野菜クレヨン（青森県）。西粟倉村の「１００年の森林構想」（岡山県）。とかち・イノベーション・プログラム（北海道）。Ｖｉｓｉｔ Ｎａｐａ Ｖａｌｌｅｙ（アメリカ）。坂ノ途中（京都府）ほか。全国各地元気が出る事例一覧マップつき。解決のカギを読み解くケース・スタディ。
目次
第１章 危機感不足（急降下するジェットコースターに乗っている私たち（石破茂）
危機感不足）
第２章 解決のカギを読み解く８事例（全国の「プチ東京化」が地方の個性や魅力を失わせた（石破茂）
解決のカギを読み解く８事例）
第３章 解決に向けた処方箋（人を巻き込んで地方を活性化させる「火付け役」が必要（石破茂）
解決に向けた処方箋）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hnzwd
33
地方創生に向けた地域の取り組み事例がたくさん。どの事例でも必要なのはブレないリーダーと、リーダーを中心に地域で決めたゴール設定だそうで。補助金で道筋付けてもゴールは無いよ、って所は良く書いた、って感じかな。寄稿文は、色々なイベントでの発言と同じで、あまり踏み込んではない？石破さんのロングトークは広範囲に渡ってますが。2017/04/14
Humbaba
7
過半数の人から受け入れられるような事をしようとしても、なかなかうまくいかない。しかし、殆どの人からは嘲笑されたとしても一部の人から熱狂的に指示されるものであれば作れるかもしれない。僅か1％の人が面白いと思っただけでも、それがそこにしか無いものならば充分に集客は可能となる。2017/06/17
tacacuro
2
子供の多くは地方で生まれるが､高校や大学を卒業すると東京などの大都市に出て､そのまま就職してしまう｡大都市では出生率が低いため､このままでは急速に日本全体の人口が急速に減少する｡この流れを変え､地方で魅力のあるしごとづくりを進めるためには､どうすればいいのか｡本書では､全国の様々な成功事例から､解決に向けた処方箋が示される｡地方で一旗あげたい､という人材は予想以上にいるらしい｡むしろ､地方自身が自らの魅力をいかに発掘し､発信していくかが課題だと｡2017/04/09
たろさん
1
日本の地方創生である、新たな事業の共有本。創生大臣の石破さんや地方の事業成果報告、採用方法、KPI.認知向上のしつれいがある。思うに、地方も仕事もイメージである。どんな色眼鏡をかけてもらうかがマーケティングであり、やりがいにもなる。いつか自分でもやりたいので、参考にしたい。2017/04/21
young
0
地域づくりを仕事という点でまとめた本。石破大臣がいくつかの取り組みを紹介してくれている。おそらく今は、これにコロナが重なってさらに複雑な地域のしごとづくりが求められるんだろう。 最後の方はやや専門的だったので、流し読みになってしまった。2022/11/23
