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出版社内容情報
中村橋之助、息子3人という大きな同時襲名を迎える中村家。アイドルから梨園の妻となり、一家を支え続けた三田寛子が半生を語る。
内容説明
歌舞伎界の名門・成駒屋に嫁いで二十五年。夫と三人の息子の同時襲名という節目の年に嫁、母、裏方としての半生を初めて綴る渾身の書き下ろし。
目次
1 襲名披露
2 つらあかり
3 娘道成寺
4 京都の娘
5 内弁慶
6 三人三様
7 揃い踏み
著者等紹介
三田寛子[ミタヒロコ]
1966年京都府生まれ。81年『2年B組仙八先生』でドラマデビュー。翌年「駈けてきた処女」で歌手デビュー。その後、CM、舞台、映画、情報バラエティ番組など多方面で活躍。91年、歌舞伎俳優の三代目中村橋之助と結婚。3人の男子を授かり、それぞれ歌舞伎俳優として舞台に立つ。2015年9月、中村橋之助が八代目中村芝翫を襲名、同じく、長男・国生が四代目中村橋之助、次男・宗生が三代目中村福之助、三男・宜生が四代目中村歌之助の襲名を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きさらぎ
44
親子四人の同時襲名よりも、夫の浮気謝罪会見で名を挙げた感のある三田さん。彼女の芯の強さと人間的魅力は、芸能界デビュー前の京都時代にルーツがある。厳しくしつけられた京都時代の話が興味深かった。京女から語られる京都という土地柄と物の考え方は説得力がある。出版直前の例の”お騒がせ”の一件についても、”品”のある書き方で、器の大きい人だな~と感心した。2017/03/01
みんと
16
アイドル歌手だった頃も多忙で大変だったと思うが、成駒屋に嫁ぎ厳しいお叱りにも感謝しつつ多くのことを学んでこられた25年間は語り尽くせぬくらいの苦労の連続だったのではないだろうか。 365日全く休みもなく夫と三人の息子達を支えて頑張ってこられた三田寛子さんには心からの拍手を贈りたいと思う。 読み終えて背筋がピンと伸びたような気持ちになった。2017/06/17
雨巫女。@新潮部
14
《私-図書館》この本を出版したあとに、旦那さんの浮気発覚。あの対応ができたのは、読んで納得。益々頑張ってほしい。と思いました。2017/09/08
プクプク
14
図書館で見つけた。頼りなさそうな彼女だと思っていたけれど、すごいな〜。多くの努力と自分磨きをして、伝統を守って、歌舞伎の世界をしっかりと支えている。さらっとよめるけれど、彼女の魅力が見えた一冊だった。2017/01/29
のんの
6
一見おっとりした印象の三田さんですが、すごい行動力とエネルギーを備えた方です。これからも応援していきたいです。2017/02/03