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バビロンの秘文字〈3〉激突篇

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  • サイズ B6判/ページ数 355p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120048272
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

粘土板の謎に迫る鷹見を、東京まで追ってきたラガーン人たち。預言は実現するのか?粘土板の秘密とは?全てが解き明かされる。

内容説明

ニューヨークでのラガーン過激派による建国宣言は、世界に衝撃を与えた。しかし過激派も成功の鍵“バビロン文書”を入手できず、捜索網を広げる。一方、鷹見は文書を解読するため、CIAエージェント・ウォンの斡旋でベルリンへ飛んだ。FBI証人保護プログラムを受ける天才の手助けを得るために。約束の日が近づく中、“バビロン文書”の謎がいよいよ解き明かされるのか。そして預言の行方は―中央公論新社創業130周年記念作品。国境と時空を超え歴史に埋もれた民族を壮大なスケールで描く怒涛の書き下ろし。3ヶ月連続刊行、堂々完結。

著者等紹介

堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年生まれ。茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。2000年秋『8年』にて第13回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

170
バビロンの秘文字、全三巻1,000P超完読しました!最後まで失速せず、突っ走りましたが、エンディングは割とあっさり纏めた感があります。19歳の美貌の天才女性を投入することで物語に深みをもたせられたのかなぁ?ラガーンを第二のシオニズムにする訳はいかなかったんでしょうネ。2016/04/18

absinthe

166
残念な終わり方だし、オススメするような本ではないかなぁ。堂場先生はこういうのより警察ものやスポーツものが得意分野なのだそうだ。本業でがんばってくれ。2016/12/30

いつでも母さん

132
終わった。否、ラガーンの民族にとってはまだ途中でしかないのだ。祖国再興・・場所はイラク。想像するだけで易しくはないだろう。が、四千五百年も待ったのだ、彼らの熱い想いはこの先も多分ゆっくりとしかし、しっかりと時を刻むのだろう。それにしても大国・アメリカって本当にどこにでも絡んで来るのね。カメラマン・鷹見の活躍には突っ込みたくもなったのだが、結果恋人との別れが待っていたか。恋人より、友人への義侠心か。こんな日本人が居ても良い。島国日本、独立国家で育った私には、彼らの祖国への想いがちょっと羨ましくもあった。2016/03/30

まちゃ

128
堂場さんのヨーロッパ、アメリカ、日本、中東を股にかけた壮大なスケールの歴史アクション大作。混沌のイラク情勢に思いを馳せながら1巻から3巻までアッという間に読み切りました。バビロン文書を解読したのが言語学者・里香でなく数学の天才少女・美咲だったのは意外でした。恋人・里香のために体を張って世界を駆け回ったカメラマン・鷹見のラストの喪失感がなんとも憐れでした。2016/08/07

Koning

97
冒険小説最終巻。2巻で軽く触れられていた性格の悪い若き天才がラノベ的キャラを連想していやな予感がしてたんだけど、いい方向に裏切られた(笑)。それはさておき、大団円とは行かないのは日本的ウェットな感情のなせる技なのかなぁ?と思いつつ、警察だよね、やっぱりという感じの著者の地味なメッセージを受け取った気になる。2016/06/30

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