内容説明
文豪初の本格的対談集、第一弾。美人女優らと楽しく語らう、映画、歌舞伎、そして文学のこと。
目次
1 太平洋戦争以前
2 デコちゃんと
3 女優たちと
4 映画と谷崎
5 藝について
6 楽しい座談会
著者等紹介
小谷野敦[コヤノアツシ]
1962年、茨城県生まれ、埼玉県育ち。東京大学文学部英文科卒業、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了、学術博士(比較文学)。大阪大学言語文化部助教授、国際日本文化研究センター客員助教授などを経て、文筆業。著書に『聖母のいない国』(サントリー学芸賞)など
細江光[ホソエヒカル]
1959年、京都市生まれ。1984年、東京大学国文科卒業、1990年、同大学院博士課程単位取得退学。甲南女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kokada_jnet
13
内容も面白いが協同編者の細江光氏がつけた注釈が、非常にマニアックで偏っていていい。この人物の紹介で、なぜにこのエピソードがの連発。2016/09/06
ぼんくら
11
知ってる名前だけをつまみ読み。映画化された作品について、自分のものとは思えない全然違うといいながら、それはそれで良しとしているところが大きい人だなと思った。偉い先生なのに偉ぶった所がまったくない。作品を読んでみたい。2014/11/17
ろくしたん
2
ざっと読んだ。女優との対談とか。たぶん対談に向いていない。2021/03/25
Rina Niitsu
2
対談集ですが、この一冊がそのまま貴重な史料になると感じました。また、膨大な注があってこそ読むことが出来ます。それは取りもなおさず、谷崎氏や対談者たちの交わす会話の内容が、現代では通用しなくなっているということなので、少し危機感を覚えました。500ページを超えますが、夢中で読み通しました。かつて舞や歌舞伎、映画など、谷崎氏も含む各界の方々が、芸術を「観て頂く」ではなく、観客を「育てる」という姿勢を持っておられたことが特に印象に残っています。2015/01/12
tkm66
1
編著なので、連続して読むと御本人の<直接的な変態度合い>がジワジワ来る。勿論褒め言葉ですが。2019/05/25