出版社内容情報
原因遺伝子が特定されないまま、子供が自閉症か診断するキットが市販された。遺伝子ビジネスの実態を科学の目で検証し、警鐘を鳴らす。
内容説明
自閉症という深刻な疾患の遺伝的背景を出発点に、最新の遺伝医学やバイオ企業について紹介・解説。近年、遺伝子診断は、メディア的にも、法的にも、倫理的にも、話題となることが多い。本書は、自閉症の遺伝子診断検査を開発した医薬品ヴェンチャーと、検査自体の信頼性を問題にした著者との対決の記録でもある。
目次
驚きの記事
遺伝学と精神医学の腐れ縁
証拠に基づいて判断しよう!
自閉症の概観―症状と原因
自閉症を取り巻く環境―治療法
アンテグラジャン社の反撃
思いがけない招待
ゲノミクスの第二の息吹
自閉症の新たな遺伝子
自閉症市場
アンテグラジャン社を再訪
無駄な進歩か
自閉症は遺伝学で解決できるか
著者等紹介
ジョルダン,ベルトラン[ジョルダン,ベルトラン] [Jordan,Bertrand]
1939年、フランスのエヴルー生まれ。分子生物学者。国立科学研究センター(CNRS)の研究部長を務めた。遺伝子およびゲノムをテーマとする学術論文を多数発表。現在、数多くの国際組織のメンバーであり、フランスおよび外国のバイオテクノロジー企業のコンサルタントを務める。一般書も多数あり啓蒙活動にも力を注ぐ
林昌宏[ハヤシマサヒロ]
1965年、愛知県生まれ。立命館大学経済学部卒業。翻訳家として多くの話題作を提供(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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海野藻屑
小鳥遊小鳥
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massda