内容説明
国際社会は弱肉強食の「新・帝国主義」の時代に入った―。右巻の日本の針路篇では、日本人と日本国家が生き残るために、取るべき戦略を示す。
目次
序章 大震災後の日本の針路
第1章 震災後の日本(大震災と大和心のをゝしさ;菅政権のチェルノブイリ化;政治を腐らせるニヒリズム;日本政治を蝕むナルシズム;日中武力衝突への隠れた火種)
第2章 日米同盟再論(ゲーツ長官の帝国主義発言;オバマ演説の“真意”;ゴルバチョフとの対話;沖縄をめぐる国家統合の危機;米兵集団暴行事件の波紋、高まる沖縄の独立熱)
第3章 新・帝国主義時代の北方領土問題(ロシアとどう付き合うか;対日政策の重要性が低下するロシア;ポピュリストが破壊する外交関係;プーチンの返り咲きは好機、いまこそ北方領土返還を狙え;与党統一ロシア“大敗”の真相;日露接近の好機を逃すな;プーチン論文が暗示する未来;前原訪露の戦略的意義;国家機能強化に向かう日本;中国を警戒し、接近する日露)
第4章 帝国主義化する中国にどう対峙するか(中国ナショナリズムと毛沢東;アルバニアが見た中国の野望;日本のTPP参加の真価を読み解く―中国包囲網を目論むロシア;中国帝国主義に対抗するには;李春光事件の裏側―不良外交官まで活用する中国;「領土問題は存在しない」だけでは解決しない)
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル]
1960年(昭和35年)東京都生まれ。85年、同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。英国の陸軍語学学校でロシア語を学び、在ロシア日本大使館に勤務。98年より外務本省国際情報局分析第一課主任分析官。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、2009年6月、有罪確定。『国家の罠』(毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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