新潮新書<br> 沖縄の不都合な真実

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沖縄の不都合な真実

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106106019
  • NDC分類 312.199
  • Cコード C0231

出版社内容情報

「カネと利権」の構造を見据えない限り、基地問題は解決しない。語られざるタブーを炙り出した、日本人必読の書。

これが「カネと利権」の構造だ。政府と県の茶番劇、公務員が君臨する階級社会、異論を封じる言論空間……沖縄問題の語られざる現実を炙り出す。

内容説明

こじれにこじれる沖縄の基地問題の本質はどこにあるのか。見据えるべきは「カネと権利」の構造である。巨額の振興予算を巡り、繰り返される日本政府と県の茶番劇。この構図が変わらない限り、問題は解決できない。公務員が君臨する階級社会、全国ワーストの暮らしに喘ぐ人々、異論を封じ込める言論空間等々、隠された現実を炙り出す。党派を問わず、沖縄問題の「解」を考えていく上で必読の書。

目次

序章 沖縄はこれからどうなるのか
第1章 普天間問題の何が問題なのか
第2章 高まる基地への依存
第3章 「基地がなくなれば豊かになる」という神話
第4章 広がる格差、深まる分断
第5章 「公」による「民」の支配
第6章 本土がつくったオキナワイメージ
第7章 「沖縄平和運動」の実態と本質
第8章 異論を封殺する沖縄のジャーナリズム
第9章 「構造的沖縄差別論」の危うさ

著者等紹介

大久保潤[オオクボジュン]
1963(昭和38)年生まれ。日本経済新聞社元那覇支局長、現新潟支局長。国際基督教大学教養学部卒

篠原章[シノハラアキラ]
1956(昭和31)年生まれ。大学教員を経て評論家。経済学博士(成城大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hatayan

77
「戦争と基地のかわいそうな島」という沖縄のイメージが一面的であることを鋭く告発する一冊。沖縄は公務員が経済的にも政治的にも優位。「基地には反対だが、基地の見返りである振興資金に依存する公主導の経済は続けたい」という真の意味で保守的な集団が存在。沖縄の企業や行政は振興策依存で自立心が既に奪われており、既得権益を放棄することは困難。しかし振興策の恩恵に与れるのは大企業のみで格差はむしろ拡大。「基地が返還されれば沖縄の存在意義もなくなる」基地反対運動の中軸に立つはずの労組幹部の発言が矛盾を露骨に表現しています。2020/10/09

とくけんちょ

59
複雑すぎる。ここまで欲望や思惑が複雑に絡み合っていると簡単に誰の言ってることが沖縄のためなのか理解不能。たちまち沖縄のためということが、すでに一義的ではない。沖縄問題というが、何が問題なのかを見極めことが困難であって、貧困や基地移設など、テーマごとで考えるしかないのか。2021/04/04

伊田林 浮刄

39
★★★★☆沖縄社会が抱える構造的問題とは「保守vs革新」や「基地賛成派vs反対派」といった単純なものではなく「既得権益にどっぷり浸かっている旧体制vsそこから外れた貧困層」だということを9つのテーマ別に解説してくれている。この旧体制メンバーとは左右問わずの政治家や首長・財界経済界・労組幹部や市民運動家・知識人・地元マスコミetc…一見呉越同舟に見えるが著者は彼らを「同じ穴のムジナ」と断じている(コメント欄に続く)2016/05/05

巨峰

38
朝日新聞やテレビ朝日の古館氏がけっして報じない沖縄の真実の一面を共著により論考したもの。重版をかさね、発売後3月たっても大阪の本屋で平積みして売られているこの本が、沖縄県ではどれほど手にとられているのか興味はある。マスから発信される情報だけじゃなくて、異なる角度からの意見を載せた書物を出版されることは悪くない。とは思うものの嫌韓本みたいに雨後の筍のごとく本屋の棚でこの手の本が増殖したらいやだなあ2015/04/27

シュラフ

37
辺野古移設問題をめぐって沖縄が騒がしい。一連の騒動に関する新聞報道を読んでいると、"沖縄の心をカネでひっぱたく日本という国家"ということと理解していた。だが、現実問題はそんなに単純ではないという。実は辺野古住民は基地移設を望んでいるし、さらには沖縄全体が基地削減を望んではいないという。政治・新聞・労組らはオール沖縄で基地問題を騒いでは国からの補助金を狙うという構図。一方で多額の補助金が沖縄の人々の生活を歪めてしまっている実態。はっきりいえば被害者ビジネスである。紛糾する沖縄問題について考える必読の一冊。2015/11/03

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