新潮新書<br> がんばると迷惑な人

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新潮新書
がんばると迷惑な人

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106105999
  • NDC分類 336.4
  • Cコード C0234

出版社内容情報

やる気は無用。努力は正しく。「合理的手抜き」が確実に成果をあげる。ビジネスの質を高める、画期的仕事論!

やる気は無用。努力は正しく。意欲だけが空回りする人っていませんか? 仕事は「量」より「質」が重要です。確実に成果を上げる「合理的手抜き」など、新しい方法でビジネスの「質」を高める画期的仕事論。

内容説明

はりきるほど、ズレる。意欲はあるのに、スベる。やる気ばかりで、ツカえない。そんな人っていませんか?“努力は必ず実を結ぶ”は幻想です。重要なのは「がんばり」ではなく仕事の「質」。確実に成果を上げる「合理的手抜き」とは―。やる気を育む人事表彰制度、ムダを省く技術、野心を業績に変える思考法、部下の承認欲求に応える管理術、自営業集団としてのチーム運営など、“残念な働き方”にならない為の画期的提言。

目次

第1章 なぜ「がんばり」が通用しなくなったのか?(IT革命のほんとうの意味とは;がんばると、仕事の質が下がる)
第2章 「がんばる」と、なぜ迷惑になるのか?(「がんばる」と、迷惑な人;日本人の“やる気”は最低だった;“がんばり病”のパンデミック;「完璧」という名の怠惰)
第3章 がんばらないで成果を出す方法とは?(「がんばらない」ほうがうまくいく;“がんばり病”の予防法;こうすれば努力の質はおのずと上がる)
第4章 これからのチームワークは、どうあるべきか?(“がんばり病”がチームまで冒す;「プロジェクトX」、隠れた成功の秘密)

著者等紹介

太田肇[オオタハジメ]
1954(昭和29)年兵庫県生まれ。同志社大学政策学部教授。神戸大学大学院経営学研究科修了。経済学博士。滋賀大学教授などを経て現職。専門は個人を尊重する組織の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

234
とりあえず頑張れば何とかなる的な思考の人に読ませたい本。まぁそんな人は今後淘汰されそうだけど。2015/02/12

佐島楓

64
ただやみくもに頑張るのではなく、合理的に、良い意味で「適当」に・・・という考え方なら、これから世代が変わっていくのだから、自然にそう切り替わっていくのではないだろうか。2016/04/17

カザリ

55
がんばる(同じほうこうにがむしゃらに進む)ではなく、どういう方向に動くか考えるほうが大事みたいな話。言っていることはわかるんだけど、個人レベルで考えてみても、本当はがむしゃらに動くという「無駄にみえる量産行為」をしてみないことには、「質」に転換できない。趣旨としては、組織レベル、国レベルでそれをやっちゃいけなかったんでしょ、という話なんだけど、わかる。わかるけどさ、、という話。変にきまじめにがんばることは、しょせんクリエイティブな仕事はできないのも事実なので、いまならすごくよくわかるお話です。2017/06/22

キムチ27

51
高度経済成長期の空気を吸って、バブリーな時期を経て、グローバル経済の雄叫び(だけ)を聞いて今があるだけに、筆者の語りが実感をもって解る。面白すぎて、2回読んでしまった。就職が公務員、子育て後がチームワークを謳い上げる職場だけに,空しい同質性だけの組織。無駄にガンバリズムだけ唱和し、ノーミス、ノーインシデントを叩き続ける責任者のあほらしさも体感済み。日本人がNASAの様なビッグプロジェクトを成し得ない解説は面白い。つるみ易く、ムラを作りたがる日本人、その割にはウェットで底意地悪さと粘質性が同居する日本社会。2018/04/18

けんとまん1007

33
”がんばる”こと。その内容を勘違いしている人たちは、まだまだ多いと思う。そこから生み出されるアウトプットの量と質で評価されるものであるが、そう思っていない人がまだまだ多いということ。ICTの一般化による変化、その意味を改めて考えている点も参考になる。納得だ。人がやるべきこと、ITがやること、そこの見極めと役割の考え方が、ますます大事になる。自己満足というレベルではなく、集中するということ。そうすると、一見、短時間であっても意味のあるアウトプットが生み出される。そこに尽きる。2015/06/27

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