内容説明
日曜の昼下がり、鎌倉駅で鹿の子を待つのは三年前に別れた夫。ふたりは江ノ電に揺られ、愛猫ユキオを埋葬にゆく。初夏の空と海、汐風が、ほろ苦くも輝かしい、あの日々へと誘う。傷みの果てにふとこみあげる生への愛しさ、そして切実な祈り…。疲れた心と躰がほぐれる佳品。
著者等紹介
野中柊[ノナカヒイラギ]
1964年生まれ。立教大学卒業後、渡米。ニューヨーク州で三年半暮らす。1991年『ヨモギ・アイス』で海燕新人文学賞を受賞してデビュー
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感想・レビュー
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あつひめ
22
命が消えていき新しい命が生まれる。その間人はどれだけ変化するんだろう。変化を求めない人もいれば変わってほしいと心の奥底で叫ぶ人もいる。人はどうして離婚したり再婚したりを繰り返すんだろう。別れてもフレンドリーな気持ちで向き合うことができるのも不思議。夫婦じゃダメだけど友達ならオッケー?どこかで本気で向かい合う彼らを見たかった気もする。2011/02/01
花
13
愛猫の死、元夫婦、傷、痛み。物語は、丁寧な描写が多い。愛猫の埋葬のシーンでは、細かなところまで描かれている描写に涙が溢れた。本当に小さな感情も見逃さないような細かな描写が続く。物語は淡々と流れているけれど、生と死を見つめる様子、葛藤しながらも生きる姿、傷に対する心の様子は、人間の強さや弱さ、生きていくことの素晴らしさを伝えてくれる。そして、文章は温かく優しかった。2021/04/30
さわこ
10
人間関係って難しいなぁ。上手く行ったり行かなかったり、そういうのって紙一重というか、ちょっとした違いの結果なんじゃないのかな、と思う。ウィリーと鹿の子も、少し違えば今でも夫婦だったのかもしれない。話に流れるゆったりとした雰囲気は好きだったけれど、タイトルの意味がよくわからなかった。どのへんがジャンピング?★★★★☆2014/02/16
もか*
6
うーん。結局のところ何が言いたかったのだろうか。2011/05/05
まりこ
5
1冊のお話しの中は過去の日々の回想と数時間の出来事。鹿の子とウィリーはもしかしたらウィリージュニアがいなければやり直しステキな夫婦になれた様な気がするほどお互いの事を分かり尽くしている。でも会わないでいる数年の間に出会いがあるのが人生。巻き戻しは出来ないのだ。2014/09/19




