内容説明
幾多の殺人犯に取材を重ねてきた犯罪小説の先駆者が、古希を越えた今、40数年にわたる交流を回顧する。拘置所で大粒の涙を見せた無期懲役囚、「自分を小説に書いてくれ」と資料を寄越した家族殺しの知能犯、著者が喪主を務め見送った前科十犯…。日常に生活する「陰の隣人たち」のあまりにも人間臭い、その横顔。
目次
『復讐するは我にあり』の西口彰;『曠野へ死刑囚かの手記から』の川辺敏幸;『千葉大女医殺人事件』の藤田正;『悪女の涙 逃亡十五年』の福田和子;『連続幼女誘拐殺人事件』の宮崎勤;『別府三億円保険金殺人事件』の荒木虎美;『身分帳』の山川一こと田村明義;『一〇八号―連続射殺事件』の永山則夫;『和歌山毒カレー事件』の林真須美;『オウム真理教事件』の麻原彰晃こと松本智津夫;『トビ職仲間と五人殺し』の木村繁治;『黒い満月の前夜に』の尊・卑属;『中洲美人ママ連続夫殺し』の高橋裕子;『奈良女児誘拐殺人事件』の小林薫;『深川通り魔殺人事件』の川俣軍司;『大阪池田小大量殺人事件』の宅間守;『下関駅通り魔殺人事件』の上部康明;『偉大なる祖国アメリカ』の安田幸行
出版社内容情報
その交わりが、わたしを作家に育てた――。幾多の殺人者に取材を重ねてきた犯罪小説の先駆者が、古希を越えて迫る「人間の正体」。
文学とは、人間という不可思議な生き物の正体に、どこまで迫れるかだ――。幾多の殺人犯に取材を重ねてきた犯罪小説の先駆者が、古希を越えた今、四十数年にわたる交流を回顧する。拘置所で大粒の涙を見せた無期懲役囚、「自分を小説に書いてくれ」と資料を寄越した家族殺しの知能犯、著者が喪主を務め見送った前科十犯……。事件の裏で繰り広げられていた人間模様、甦る18人の息遣い。



