出版社内容情報
13億の民を支配し続ける中国共産党の力の源泉とは? 執拗な監視、尾行、盗聴、恫喝を受けながら権力基盤の中枢に迫った衝撃ルポ!
13億の民を支配し続ける中国共産党。その力の源泉が彼らだ!! 軍を握るものが権力を握り、公安を含む諜報・治安機関こそが中国共産党の一党支配を維持する権力基盤である──。人民解放軍総参謀部、国家安全部、公安部国内安全保衛局、中央外事弁公室……これまで誰も触れることのできなかった“赤い権力”の中枢に、執拗な監視、尾行、盗聴、拘束を受けながらも肉薄した、比類なき一冊。
内容説明
執拗な監視、尾行、盗聴、恫喝…13億の民を支配し、国際的に膨張を続ける中国共産党の力の源泉とは何か?人民解放軍総参謀部、国家安全部、公安部国内安全保衛局、中央外事弁公室…知られざる中国の実像を暴くため、身の危険を顧みず“赤い権力”の中枢に肉薄した著者による、衝撃の報道ノンフィクション。
目次
第1章 権力の裏側(国家安全部のエージェント;日中を震撼させた“あの事件”;国家安全部の解剖;そのたの「赤い工作機関」;産経新聞中国総局;空港での没収;北京で身についた習慣;呼び出し;詳細な警告;カラオケ、マッサージは蜘蛛の糸;協力者獲得工作)
第2章 中国取材の虚々実々(中朝国境;「カメラをしまえ」;報告書入手の意味;天安門の母;変装し監視を突破;夜の街での紹介;逮捕された取材相手;スーパーカーと路上で遺体になった男;「反日デモ」の実態)
第3章 サイドビジネスで富む官僚(力わざの芸当;官僚のサイドビジネスの実態;“最強機関”共産党中央規律検査委員会;最底辺の人民たち)
第4章 監視と尾行(空港で待っていた公安;踏み込んできた警官;外事弁公室の登場;巨大地震とは想像もせず;当局の締め付けが始まった;核関連施設へのアプローチ;どこまでも追尾;華やかな北京五輪の裏側で;漢族とウイグル族の殺し合い)
第5章 全ての力は軍に通ず(指導部人事;未来の“クーデター”と薄煕来事件の教訓;総参謀部高官の“威光”;日本の弱点への知識;兄弟;尖閣の一線、軍事演習;海軍力の投射;軍の発言権拡大;北朝鮮嫌い;別宅;“迎賓館”最後の別れ)
著者等紹介
野口東秀[ノグチトウシュウ]
元産経新聞中国特派員・外信部デスク。駒澤大学中退後、1985年から中国人民大学国際政治学部に入学。89年の卒業時、天安門事件で産経新聞臨時支局助手を務める。翌年、産経新聞入社。盛岡支局、編集局社会部(司法担当など)を経て外信部。98年の同社中国総局(北京)開設まで中国、台湾などに出張取材。2004年3月から2010年2月まで中国総局特派員。2012年、同社を退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nizimasu
guanben
Katsuaki Mori
コギコギ555
☮maoxin☮




