中国 真の権力エリート―軍、諜報、治安機関

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中国 真の権力エリート―軍、諜報、治安機関

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103329817
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0095

出版社内容情報

13億の民を支配し続ける中国共産党の力の源泉とは? 執拗な監視、尾行、盗聴、恫喝を受けながら権力基盤の中枢に迫った衝撃ルポ!

13億の民を支配し続ける中国共産党。その力の源泉が彼らだ!! 軍を握るものが権力を握り、公安を含む諜報・治安機関こそが中国共産党の一党支配を維持する権力基盤である──。人民解放軍総参謀部、国家安全部、公安部国内安全保衛局、中央外事弁公室……これまで誰も触れることのできなかった“赤い権力”の中枢に、執拗な監視、尾行、盗聴、拘束を受けながらも肉薄した、比類なき一冊。

内容説明

執拗な監視、尾行、盗聴、恫喝…13億の民を支配し、国際的に膨張を続ける中国共産党の力の源泉とは何か?人民解放軍総参謀部、国家安全部、公安部国内安全保衛局、中央外事弁公室…知られざる中国の実像を暴くため、身の危険を顧みず“赤い権力”の中枢に肉薄した著者による、衝撃の報道ノンフィクション。

目次

第1章 権力の裏側(国家安全部のエージェント;日中を震撼させた“あの事件”;国家安全部の解剖;そのたの「赤い工作機関」;産経新聞中国総局;空港での没収;北京で身についた習慣;呼び出し;詳細な警告;カラオケ、マッサージは蜘蛛の糸;協力者獲得工作)
第2章 中国取材の虚々実々(中朝国境;「カメラをしまえ」;報告書入手の意味;天安門の母;変装し監視を突破;夜の街での紹介;逮捕された取材相手;スーパーカーと路上で遺体になった男;「反日デモ」の実態)
第3章 サイドビジネスで富む官僚(力わざの芸当;官僚のサイドビジネスの実態;“最強機関”共産党中央規律検査委員会;最底辺の人民たち)
第4章 監視と尾行(空港で待っていた公安;踏み込んできた警官;外事弁公室の登場;巨大地震とは想像もせず;当局の締め付けが始まった;核関連施設へのアプローチ;どこまでも追尾;華やかな北京五輪の裏側で;漢族とウイグル族の殺し合い)
第5章 全ての力は軍に通ず(指導部人事;未来の“クーデター”と薄煕来事件の教訓;総参謀部高官の“威光”;日本の弱点への知識;兄弟;尖閣の一線、軍事演習;海軍力の投射;軍の発言権拡大;北朝鮮嫌い;別宅;“迎賓館”最後の別れ)

著者等紹介

野口東秀[ノグチトウシュウ]
元産経新聞中国特派員・外信部デスク。駒澤大学中退後、1985年から中国人民大学国際政治学部に入学。89年の卒業時、天安門事件で産経新聞臨時支局助手を務める。翌年、産経新聞入社。盛岡支局、編集局社会部(司法担当など)を経て外信部。98年の同社中国総局(北京)開設まで中国、台湾などに出張取材。2004年3月から2010年2月まで中国総局特派員。2012年、同社を退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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nizimasu

2
元産経の特派員が書いた現場レポート。その大半は、公安との妨害や取材源との人脈の開拓にあてられる。現場感覚あふれる人ならではのエピソードが満載だが、どうしても中国への見方がぶっちゃけていてホットすぎるきらいがあった。おそらく相当嫌な思いもしたのだろう。もっとこの国の分析についてはページを割いて欲しかったなあと思う2013/08/21

guanben

0
産経新聞の元記者による中国での取材秘話。中国高官の本音が(当然匿名ですが)語られる。これだけの人脈を広げるだけの度胸と知識と語学能力は羨ましいかぎり。2012/11/12

Katsuaki Mori

0
2013/11/13-2013/11/212013/11/21

コギコギ555

0
なぜか気になり読んでみた。この著書が中国社会の全てを明らかにしているとは断言できないけれど、そうなのかもしれないと思える箇所もありました。現代中国における、国益、私益、権力闘争、金、軍隊、少数民族問題、テロ活動、反日…、なんでもありな内容でちょっとお腹いっぱいかも。2014/06/17

☮maoxin☮

0
仮名を多用せざるを得ないのは分かるけど、大ネタであればあるほど、ノンフィクションという名のフィクション臭くなるんだよね。2013/11/07

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