出版社内容情報
与謝野晶子の再来と言われた妻が突然、癌に。歌人一家を襲う危機。それでも歌が家族を支えた。初めて夫が綴る愛と壮絶な闘いの日々。
発病から最期の日まで。歌人一家の愛と絆、そして壮絶な闘病の記録。戦後を代表する女流歌人と讃えられた妻に、突然、乳癌の宣告。夫も二人の子も歌人の一家は強い絆で闘病生活を支え合う。しかし過剰な服薬のため妻は不信と懐疑にとらわれ、夫を罵倒し続けた挙句に失踪してしまう。そして再発……が、結局は歌い続けることが家族を再び一つにした。没後二年、初めて明かされる、あの日、あの時。
内容説明
天才歌人が逝ってから二年。初めて明かす、壮絶な日々。
目次
私はここよ吊り橋ぢやない
ああ寒いわたしの左側に居てほしい
茶を飲ませ別れ来しことわれを救える
助手席にいるのはいつも君だった
夫ならば庇って欲しかつた医学書閉ぢて
私は妻だつたのよ触れられもせず
あの時の壊れたわたしを抱きしめて
東京に娘が生きてゐることの
いよいよ来ましたかと
一日が過ぎれば一日減つてゆく〔ほか〕
著者等紹介
永田和宏[ナガタカズヒロ]
1947年滋賀県生れ。歌人・細胞生物学者。京都大学理学部物理学科卒業。京都大学再生医科学研究所教授などを経て、現在、京都産業大学総合生命科学部教授・学部長。読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞、迢空賞などを受賞。2009年、紫綬褒章受章。宮中歌会始詠進歌選者。朝日歌壇選者。「塔」短歌会主宰。河野裕子とは1972年(昭和47年)に結婚。2010年(平成22年)、六十四歳で亡くなるまで三十八年間連れ添った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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