内容説明
1932年(昭和7年)12月12日、小林信彦は、東京市日本橋区米沢町の老舗の和菓子屋・立花屋本店九代目小林安右衛門の長男として、十代目となるべく誕生した…。和菓子屋の息子として書き残しておきたかったこと。
目次
山の手の娘、下町へ行く
世にも奇妙な家の内部
失われた町の地図を作りながら
下町には「通俗的な人情」はない
町の成立ちから裏店まで
黒豹事件と「ニュース映画館」
昭和10年代・物売りのいろいろ
下町人気質について
下町ことばのゆるやかな消滅
キネマの都で〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
34
著者の住まわれていた両国は3月10日の大空襲で壊滅し、醜くなっていったとあり、著者が小学生だった頃までの両国の賑わい、風情を知っている、住んでいた身からすると思うところ多いのでしょう。この本の中に何度も出てくる谷崎潤一郎も蛎殻町の出で、下町への愛憎が強かったようです。隅田川を愛する中央区民としては、大先輩にけなされるのは寂しいが、少しずつ住みやすくなっているし、川も今は綺麗だ。晩年になって誇れる町になっていられたらいい・・もう晩年に片足入っていますが。2019/01/26
takao
3
ふむ2024/04/13
ヨーイチ
3
この人の語る東京史は大切だと思う。




