出版社内容情報
「講義録」を紐解きながら、思想家としての構想の雄大さや優れた西洋哲学史家としての側面を浮かび上がらせる。画期的な哲学授業。
ハイデガーとは何者なのか? 『存在と時間』を残したドイツの哲学者であり、戦中にはナチスに加担した学者でもある。しかし彼の面白さ、不思議さはそこだけには止まらない。「人柄は嫌いだが、著作は好き」という著者が、無類の面白さを誇る「講義録」を紐解きながら、思想家としての構想の雄大さや圧倒的に優れた西洋哲学史家としての姿を浮かび上がらせる。画期的な哲学授業。
内容説明
ハイデガーとは何者なのか?名著『存在と時間』を残したドイツの哲学者であり、戦中にはナチスに加担した学者でもある。しかし彼の面白さ、不思議さはそこだけには止まらない。「人柄は嫌いだが、著作は好き」という著者が、無類の面白さを誇る「講義録」を繙きながら、思想家としての構想の雄大さや圧倒的に優れた西洋哲学史家としての魅力を浮かび上がらせる。画期的な哲学授業。
目次
第1回 ハイデガーの講義録の面白さ
第2回 “実在性”と“現実性”はどこがどう違うのか
第3回 「世界内存在」という概念の由来
第4回 ハイデガーの悪癖
第5回 古代存在論は制作的な存在論である
第6回 自然について
第7回 プラトンと哲学の発足
第8回 「世界内存在」再考
第9回 専門的常識の誤り
第10回 プラトンとアリストテレス、キルケゴールとニーチェ
著者等紹介
木田元[キダゲン]
1928(昭和3)年生れ。山形県出身。哲学者。東北大学文学部哲学科卒。中央大学名誉教授。マルティン・ハイデガー、エドムント・フッサール、モーリス・メルロ=ポンティなどの現代西洋哲学者の主要著作を分かりやすい日本語に翻訳したことで知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
呼戯人
武井 康則
Ryo
Gokkey
masawo