新潮文庫<br> 騎手の誇り

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新潮文庫
騎手の誇り

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101211312
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

十二年前の落馬事故―。その真相を知るために、息子・和輝も騎手となり、かつての父の好敵手で、不動のトップ騎手・平賀と同じ厩舎に入った。父は、本当は平賀に殺されたのではないか…。新人競馬担当記者・仁美とともに事故の謎を追う中で、平賀のある秘密に気づいた和輝は、自らの身にも迫る危険を感じ取る。亡き父と息子の絆に涙する、長編ミステリ。

著者等紹介

本城雅人[ホンジョウマサト]
1965(昭和40)年、神奈川県生れ。明治学院大学経済学部卒業後、スポーツ紙の記者としてプロ野球、競馬、メジャーリーグ取材などに携わる。退職後、松本清張賞候補作の『ノーバディノウズ』で2009(平成21)年に作家デビュー。同作でサムライジャパン野球文学賞の大賞を受賞。’17年、『ミッドナイト・ジャーナル』で吉川英治文学新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

77
12年前の競走中の事故で騎手の父・忍を亡くした息子・和輝は、父の死の真相を知るため、騎手になった。かつての父の好敵手でトップ騎手の平賀に殺されたのではないかと、事故の謎を追う和輝。レースの緊張感が胸に迫り、ラストはとても感動的でした。2019/03/06

ミーコ

43
競馬の知識が全く無かったので 途中で挫折しそうになりましたが 最後まで読んで正解でした。父 忍の落馬事故により命を落とした真相を探るべく 息子 和輝も騎手に・・・。平賀が殺した様なもの との噂は本当なのか? 嫌な人間としか思えなかった平賀ですが この物語に悪い人はいませんでした。競馬新聞の新人記者 仁美さんの存在も良かったです。読後感も爽やかでした。また本城さんの作品、読んでみたく思います、2018/06/24

yomineko@猫と共に生きる

32
マイ読のゆみねこさんから教えて頂きました!父、小山忍はスーパースター平賀剛の2番手に甘んじていたが賞を取れそうな馬を平賀から譲ってもらったはいいがその馬に乗り落馬で命を落としてしまう。一輝は「父は平賀に殺されたのではないか」と疑惑を抱き平賀と一緒の厩舎に移り真相を解明していく。華やかな競馬の世界の裏を見ることが出来る。競馬好き、馬好きの方々は是非!でも競馬、乗馬は結構落馬事故で命を失うことが多いと聞き趣味で乗馬を始めるかどうか悩んでいます。2019/03/16

ぽかちゅう48

26
読み終わった瞬間、腕に鳥肌がたってました!すごくいい!!はじめは完全にスポーツものとして描かれていますが、徐々にサスペンス要素が強くなり、両方で楽しませてもらいました♪テイストとしては近藤史恵さんの「サクリファイス」と同じような魅力、凄みを感じます。すっごくいい!カッコいい!シビレました!!!2019/07/02

のびすけ

24
父の落馬事故の真相を追うミステリと、和輝の騎手としての成長物語。落馬事故の裏側に隠されていた父の思いを知った和輝。ラストの日本ダービー、平賀との一騎打ちが清々しい。2023/01/25

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