感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
もぐ
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曽野綾子らと活動し、作家を目指していた作者がなかば挫折しかけたときに、就職したJALでの海外勤務を綴った作品。福沢諭吉の西洋事情になぞらえて新西洋事情と銘打って当時のヨーロッパ事情を実体験に基づいて記しているが、作者本人もあとがきで述べている通り、執筆した時代の日本の事情がよく分かった。過去の新潮文庫の100冊選出作品。2026/04/22
司馬太郎
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高校生のときに読んで、ああ、海外で働いてみたいなあ、と憧れを抱いたことを思い出しました。あれから、30年、海外勤務どころか、県内から一歩も出ない仕事についていますが、日本人が外国で働くということを興味深く教えてくれた忘れられない青春の1冊です。深田さんのご冥福をお祈りいたします。 2014/07/19
meganekuma
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少々古いと感じる部分もあるがこれが当時の現実であり、昭和40年代後半に海外に出ていた駐在員の実感であったのだろうなぁとしみじみと読んだ。おそらくイギリス人は今もほとんど変わっていないであろうことも想像できて可笑しい。この本が書かれてから40年。我々日本人は世界とうまくやっていく方法を見つけただろうか。2014/04/03
がんぞ
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大宅壮一ノンフィクション賞受賞しただけあって南アフリカのアパルトヘイトの現実など話が具体的。今となってはいかにも古臭いが、公私混同は日本に限らず、語学と男女関係に加えて民族問題で悩むのはいつものこと。「それでも頑張る商社マン」という印象になるのは著者の思う壺か。2012/03/02
turutaka
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この手の比較文化論的エッセイは鮮度が重要なのだなとつくづく実感する。 わずか40年前、ここに描かれた世界とそれに相対していた日本はすでに神話の中の世界だ。 だがそれでこの本の価値が減ずることはない。そういう時代があったのだなと貴重な記録だ。大宅壮一ノンフィクション賞をとっているが、そういう「記録文学」として後世に残った位置があるのかもしれない。2023/10/31




