内容説明
越後、新発田の剣客・神谷弥十郎の道場で下女として働いていたお福は、主人が暗殺されたため、下男の五平と一緒に江戸へ出る。が、新しい主人の御家人・三浦平四郎も、そして五平も、神谷を殺した無頼浪人の凶刃に倒れる。三浦に手裏剣の手ほどきを受けていたお福は、三浦の碁敵・秋山小兵衛の助太刀をえて、見事、仇を討ち果たす。数奇な運命を背負った女の波瀾にとんだ成長の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
けやき
45
【再読】物語の冒頭、いきなり辛い目に合う主人公のお福でしたが死ぬ時はいい人生だったと思えたのではないでしょうか?秋山小兵衛もいい味出してる剣客商売番外編。2024/02/05
まめこ
18
★★★☆☆番外編の小兵衛さんは本編より7歳若い53歳、道場をやめ鐘ヶ淵で隠居する頃のお話。なんとなく、いつも以上におじいさまたちの願望というか、ロマンが溢れすぎて読みにくい。主人公は幸薄いお福ちゃん、越後の道場で下働きをしていたが雇主が暗殺され、江戸で新しい人生を生き直す。しかし下手人もまた江戸へ…。小兵衛さんが登場するだけでものすごい安心感。もう大丈夫だよ(笑)2023/01/20
HaruNuevo
5
越後は新発田で下女働きをしていたお福は、奉公先の主人を暗殺され、江戸にでる。江戸での奉公先も主人三浦もまた、同じ無頼浪人の手によって暗殺されてしまう。 江戸での主人に手裏剣の手ほどきを受けていたお福は、三浦の碁敵であった秋山小兵衛の助太刀を得て、見事に二人の主人の仇を討つ。 苦労のしっぱなしだったお福は、仇討ち後に伴侶を得て幸せになるかと思いきや、現世の無情を感じさせる、剣客商売番外編だった。2020/07/31
文章で飯を食う
5
お福さんのつよさ!!まだ、二十前後。昔は、若くてもしっかりしていたのかな。2011/04/29
オールド・ボリシェビク
4
剣客商売の番外編。秋山小兵衛は53歳で鐘ヶ淵に隠居を決めたころだが、主役ではない。主人公は越後・新発田の道場で下女として働いていたお福。道場主が殺され、江戸に出るが、新しい主人も殺されてしまう。その仇討ち乗り出すお福に小兵衛が絡むという仕掛けである。軍鶏鍋屋の五鉄、医者・小川宗哲や四谷の弥七に傘徳らも登場し、何ともにぎやかで楽しめます。お福の一途さと健気さが物語を下支えし、さくさくと読み進めることができます。2025/11/10




