感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ
43
1,2件の自殺があったものの、ラストまで一つも死体がないことに仰天。可笑しな言い方だけど。もっとも巻末解説で納得。昭和中期に実際あった砂糖業界と政界の癒着(文字通り、砂糖にたかる蟻!)を題材にした実録と捉えれば合点が行く。言わば昭和史発掘かな。トリ屋という職種、しかも男女。この時代での売れなくなった女優とプライバシー(40歳といっても今なら10歳は上乗せの感覚)、脇が甘い検事、そして清張作品ではお定まりの「旅館とフロ」久しぶりのセピア色ミステリーを楽しめた。昔乱読した一連を体系つけて読みたくなって来た。2015/09/20
パフちゃん@かのん変更
16
昔読んだ本が出てきたので、捨てる前に登録。
ササヤン
3
砂糖業界と政界の癒着と汚職を描いた作品。トリ屋と言われる広告料を取る三流経済誌の記者の大屋が登場する。トリ屋という職業が時代を感じさせる。そういえば、総会屋が経営する表向きは経済誌の広告料と称して、金銭を搾取していたらしいが、トリ屋はさらにその展開系か?話自体は、非常に当時の業界を知れて面白かった2019/06/30
まり
2
これってジャンルなんなんだろ??サスペンスっぽいけど人は死なないし 序盤でどういう話か全く読めなくて意外な展開に転んでいくけど、それでも飽きずに読めるのは文才って感じ2026/08/27
高木正雄
2
松本清張は砂糖と政治の癒着の題材が好きなようで、これも面白かった。解説にあるように大屋が突然正義感に燃え出す動機がよくわからない点があるが、政治屋たちはかなりでたらめしているので憤ったということだろう。みんなに言い様にされた女優が可哀想な気がしないでもないがビューティーサロン経営は実現したのだろーか2026/06/21




