出版社内容情報
中村流“親だからこそできる教育”の真髄
青色発光ダイオードの開発で「ノーベル物理学賞」を受賞した中村修二の教育論。
幼少期からの親の教育があって今の自分がある、という著者が、学校教育に任せるな!親だからこそできる教育があると説く。2003年刊の単行本『日本の子どもを幸福にする23の提言』に受賞直後の最新メッセージを緊急掲載し、内容も加筆訂正して新装刊。
当時、著者が危機感を抱いていたことが加速している、日本の教育の現状に警鐘を鳴らす。
それとともに、「親だからできる教育がある」「学校教育に任せるな!」「みんな一緒じゃなくていいんだ」と、子どもを持つ親たちすべてにメッセージを贈る。
このままでは日本の子どもは世界で生き残れない!と、海外に出たからこそ見えてきた、危機的な日本の教育現状。そんな中で「日本の子どもの、これからの時代に世界で“生き抜く力”を育てる」には、親はどうすれば良いのか。
自分の体験を基に23の提言を、「親だからこそできる教育」「日本の教育制度批判」「米国の教育システムに学ぶこと」の3章で構成。
【編集担当からのおすすめ情報】
「ノーベル物理学賞」受賞直後にアメリカからいただいた、緊急メッセージを巻頭に掲載しています。十年以上前に警鐘を鳴らしていたことが、なにひとつ改善されていない、むしろ悪い方に加速していることを、本書を読むと改めて実感します。時に厳しい言葉で説いてもいらっしゃいますが、根底には、「落ちこぼれても大丈夫」「みんなと同じでなくていい」「子どもが自分の夢を叶えるために親がしてあげられることは何か?」等、日本の子どもたちへのあたたかい想いが詰まっています。
多くのお父さん、お母さんに読んでいただきたい一冊です。
はじめに
第1章 親だからこそできる教育
1 大自然とのふれあいが創造性を育む
2 勉強とはまず、親が教えるものと心得よ
3 「負けず嫌い」こそ子どもの自立の第一歩
4 子ども社会にはケンカもイジメもつきものだ
5 ほめ上手が子どもの才能を伸ばす
6 子どもの夢と希望を叶える教育を考えよ
第2章 日本の教育制度批判序説
7 エントロピー増大の法則から見た教育
8 「人間の幸福」を教育から考えてみる
9 嫌いな教科の勉強は無理強いするな
10 問題の正解は無数にある
11 理数科離れはどうすれば止められるか
12 職業に貴賤のない時代へ向けて 1
13 職業に貴賤のない時代へ向けて 2
第3章 米国の教育システムに学ぶ
14 貴重な青春時代を浪費させない教育を
15 「洗脳教育」から子どもたちを解き放て
16 教育制度にはリカバリーシステムが必要だ
17 落ちこぼれとアウトローの人生を目指せ
18 日本の教育に最も必要なのは「情報公開」
19 混乱する教育現場からの脱却
20 大学入試制度を全廃せよ
21 人生のテーマ選びは早いほどいい
22 英語が必須の世の中に適応するために
23 教育における危機管理の考え方
内容説明
幼少期からの親の教育があって今の自分がある、という著者が、学校に任せるな!親だからこそできる教育がある、と自身の経験を基に説く、中村流教育論。「みんな一緒じゃなくていい」「“洗脳教育”から子どもたちを解き放て」等、すべての親たちに向けた「日本の子どもの“生き伸びる力”を育てる」23の提言。単行本『日本の子どもを幸福にする23の提言』(2003年刊)に、ノーベル物理学賞受賞後の最新原稿を緊急加筆。今もまったく古びていない、むしろ当時著者が危機感を抱いていたことが加速している、教育の現状に警鐘を鳴らす。
目次
第1章 親だからこそできる教育(大自然とのふれあいが創造性を育む;勉強とはまず、親が教えるものと心得よ;「負けず嫌い」こそ子どもの自立の第一歩 ほか)
第2章 日本の教育制度批判序説(エントロピー増大の法則から見た教育;「人間の幸福」を教育から考えてみる;嫌いな教科の勉強は無理強いするな ほか)
第3章 米国の教育システムに学ぶ(貴重な青春時代を浪費させない教育を;「洗脳教育」から子どもたちを解き放て;教育制度にはリカバリーシステムが必要だ ほか)
著者等紹介
中村修二[ナカムラシュウジ]
1954年愛媛県生まれ。徳島大学工学部電子工学科卒業後、同大学院で修士号を所得。大学院1年のとき結婚し、3女の父。79年に日亜化学工業株式会社入社。93年12月、20世紀中には不可能といわれていた高輝度青色LEDの実用製品化に成功。95年青色半導体レーザーの室温発光に成功。99年、日亜化学工業退社。2000年2月より米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校材料物性工学部教授。工学博士。2014年ノーベル物理学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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