小学館新書<br> 「ペコロスの母」に学ぶ ボケて幸せな生き方

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小学館新書
「ペコロスの母」に学ぶ ボケて幸せな生き方

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  • サイズ 新書判/ページ数 185p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098252275
  • NDC分類 916
  • Cコード C0295

出版社内容情報

忘れることは悪いことばかりじゃない

ベストセラー『ペコロスの母に会いに行く』著者が勧める、認知症との付き合い方。認知症を過度に恐れ、「予防法」や「治療法」ばかりが取り上げられるが、著者はこう言う。「忘れることは悪いことばかりじゃない」。母親を介護した経験から、「いい思い出だけが残る」「本来の自分に戻れる」「穏やかに最期を迎えられる」といった、これまで語られてこなかった認知症のポジティブな側面を紹介。その上で、認知症の人やその家族に対して、「認知症は病気じゃない」「年取ったらボケるのは当たり前」「ボケをネタにすればいい」などなど、明るい認知症との付き合い方を伝授する。

内容説明

ベストセラー『ペコロスの母に会いに行く』著者が勧める、認知症との前向きな付き合い方。世間では認知症を過度に恐れ、「予防法」や「治療法」ばかりが取り上げられるが、著者はこう言う。「忘れることは悪いことばかりじゃない!」―認知症に悩み不安になるすべての人に送る優しいメッセージ。

目次

序章 認知症は本当に不幸なのか
第1章 忘れることは悪いことじゃない
第2章 ペコロスの母はほどけていった
第3章 認知症を面白がるということ
第4章 対談「ペコロスの母は“患者”ではない」(町永俊雄(福祉評論家・ジャーナリスト))
終章 次はペコロスに会いに行く

著者等紹介

岡野雄一[オカノユウイチ]
1950年、長崎市生まれ。認知症になった母をモデルにした漫画『ペコロスの母に会いに行く』(西日本新聞社刊)が日本漫画家協会賞優秀賞を獲得、原作で同名の実写版映画がキネマ旬報日本映画ベスト1に輝く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

55
名作『ペコロスの母』シリーズの作者・岡野雄一による制作秘話的な1冊。軽めの新書ですいすい読めるが、著者が聡明な人であるのがよくわかる。そして介護をするという事の大切なヒントがたくさん入った本である。著者には「漫画のネタにする」というガス抜きがあった事が良い方に作用した旨が書いてある。いつだって大切なのは愛のあるユーモアだ。私も仕事をする時、カッとなりそうな場合はあえて笑う事にしている。笑えば相手もつられて笑う事もある。岡野雄一の言う通り、ほどけていく事がほんとに大切だと思う。老後は怖いものじゃないのだ。2019/05/14

ひ  ほ

33
ペコロスシリーズを2冊読んでこちらの本も借りました。『パーソン・センタード・ケア』『認知症は多幸症』という言葉が心に残りました。実際に認知症のお母さんをみとった方の言葉だから、ずしっと心に響いてくるものがあります。2015/10/21

かおりんご

24
エッセイ。ずっと気になっていたヒロコさんの話は、創作だったのですね。裏事情がわかってスッキリです。認知症を『多幸症』と呼ぶのがいいなぁ。2018/08/12

安南

22
たしかに頭はしっかりしたまま、体だけが不自由だったらさぞ辛かろうと思う。オムツ替えしてもらうのとかね…。特にプライドの高い老人だったら耐え難いだろうな。ボケたら、恥も外聞も自意識も無くなるのならそれも自由だなぁ。死の恐怖からも解放されるしね。でもそこまでしっかりとボケるまでが大変なんだよねー。本人もまわりも…。2014/12/05

むーむーさん

19
面白かった。司書房におられたのね。2015/09/21

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