小学館新書<br> 「誰にも書けない」アイドル論

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小学館新書
「誰にも書けない」アイドル論

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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098252138
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0295

出版社内容情報

知っているようで、知らなかったことが満載

2万枚にも及ぶレコードやCDの蒐集と、アイドルに関する知見では誰にも引けをとらないクリス松村さんが、自ら集めた膨大な資料と、実際に行ったコンサートなどの体験をもとに、アイドルとその時代背景について、データに基づきディープに分析。70年代のアイドル草創期、80年代前半の黄金期、80年代後半以降の冬の時代について、自らの人生とともに書き下ろしました。
山口百恵、松田聖子といったA級アイドルだけでなく、新井薫子やスターボーなどのB級、C級アイドルについても言及。松本隆や大滝詠一といった、アイドルを支えた作家陣についてもたっぷり書いています。
クリス松村さんのアイドルと音楽に関する知識の深さは、山下達郎、竹内まりや夫妻も認めるところ。そこで音楽情報サイト「ナタリー」に掲載された竹内まりやさんとクリスさんの対談も収録しました。
「え、そうだったの!?」「知らなかった!」という内容が満載で、アイドル評論家や音楽評論家にはけっして書けない、これまでになかった「アイドル論」です。

【編集担当からのおすすめ情報】
アイドルについて書かれた本はたくさんありますが、多くはファンによる情緒的な内容でした。しかしこの本は違います。ここまで客観的データと広い知見に基づいて書かれた「アイドル本」は、ほかにないと思います。しかもすべて自分で調べ、書かれているので、内容の濃さは半端ではありません。
70年代、80年代アイドルが好きだった方はもちろん、すべての音楽ファンに読んでいただきたい一冊です。

内容説明

70年代に輝いていた山口百恵、キャンディーズ、ピンク・レディー…。80年代を駆け抜けた松田聖子、中森明菜、小泉今日子、中山美穂…。数多くの女性アイドルがデビューし、たくさんのドラマが生まれたあの時代について、クリス松村氏がさまざまな角度から分析する。有名アイドルだけでなく、B級、C級アイドルや、松本隆、大滝詠一など、アイドルを支えた作家陣についても言及。豊富な資料に裏付けられた知見と、それに基づく発信は、アイドル好きには懐かしく、音楽通にはひとつの警鐘として読むことができる。

目次

第1章 「アイドル時代」概論
第2章 「黄金期」への助走―70年代~80年代初頭まで
第3章 アイドル黄金期とおニャン子現象
第4章 昭和とともに終わったもの
第5章 一瞬の輝きを求めて
第6章 竹内まりや&クリス松村 アイドルソングを語り合う

著者等紹介

クリス松村[クリスマツムラ]
音“楽”家(おんらくか)。外交官の長男としてオランダの政治都市ハーグで誕生。邦楽、洋楽問わずの音楽好きが高じて、番組出演にとどまらず、テレビやラジオの番組監修、CDの音楽解説、航空会社の機内放送オーディオプログラムの構成、ナレーションなども手掛けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

30
テーマは女性のソロ・アイドル。特に1980年代は各年デビューしたアイドルと傾向がよく分かる。芸能マネージャーをされていたのでタレントへの愛も感じられ、アイドルを否定した父親と教師に対する屈折した思いも語られる。縁遠い世界だけど楽しく読めた。女性ソロ・アイドルは70年代が助走期、80年代の中盤までが黄金期で88年には低調に。おニャン子等ターゲット限定派やニューミュージック系の侵食、市場の細分化に追われた形だ。「ザ・ベストテン」(78〜89年)を絶賛している。確かに凄い番組だったなあ。竹内まりやとの対談もあり2019/05/25

akinbo511

13
クリスさんが言うところのアイドル黄金期に10代だったのですが、こんなにたくさんの人がデビューしていたとは知りませんでした。当時のアイドルを記録資料としては、なかなかの内容なのではないのでしょうか。 2015/01/03

なつみかん

7
お昼の愛聴番組、高田文夫のビバリーヒルズの紹介から手に取りました。う〜ん、いいぞ!クリス松村によるアイドル論、この人の話なら納得出来る。2015/05/05

nadaha

7
クリス松村という人はただのオネェっぽいタレントかと思ってたけど、ここまで知識と熱意と持論のある人だとは意外だった。きちんとした知識の裏付けがあり、資料やデータもきちんと読んで且つ自分の意見もある。もちろん首肯しかねるところや自分の思い入れで語ってるところもあるけど、それを自覚的に論を進めてるのは好感が持てる。現代のヒットチャートの批判にきちんと自分なりの根拠、どう感じているのかを織り込めててこういう熱い論を展開できる人はすごく好きだなぁ、と。自分がなぜ熱中できたかってこともちゃんと書いてるもんなぁ。2014/09/11

まっちょん

5
確かにこの本はクリスさんにしか書けないです。アイドルだけの話にとどまらずその時代にあった背景、それが今日にどう変化をもたらしていくか…思わず読みながらへぇ~とつぶやいていました。これからも生き字引として情報を発信してほしいです。2015/02/02

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