出版社内容情報
「金正恩政権崩壊」のシナリオを独自検証
金正恩暗殺、軍事クーデター、民衆蜂起と難民流出、「連邦制」による南北統一、中国人民解放軍の進出、米韓軍による北進・占領……。もし金正恩政権が崩壊するとしたら、どのようなシナリオがありうるのか?
父・金正日の死後、権力継承と政治手腕に注目が集まっていた北朝鮮の“三代目”金正恩第一書記。長距離弾道ミサイル打ち上げ実験や3回目の核実験にも「成功した」と伝えられ、世襲独裁者の権力掌握は着実に進展しつつあるように見える。だが、内部情報を詳細に分析していくと、軍との確執や熾烈な権力抗争を孕んだ「崩壊間際」の政権事情が見えてくる。
実は金正日の死後、北朝鮮国内では金日成・金正日の巨大な父子像が次々と建設され、金正恩に繋がる世襲の象徴となっている。しかし、裏を返せば、それらの銅像はかつてのレーニン像やフセイン像のような政権転覆の象徴ともなりうる。実際、金正恩暗殺・クーデター未遂事件はすでに起きているとの情報もある――。
いずれ“その時”はやってくる。きっかけは軍の反乱か、住民暴動か? 米韓軍出撃、中朝関係急変の可能性は? 北朝鮮分析の第一人者が書き下ろした初の緊急シミュレーション。
【編集担当からのおすすめ情報】
政権発足直後は、側近や後見人による人事が目立った”三代目”ですが、ある時期を境として、独断による”金正恩人事”が幅を利かせるようになりました。ますます強化される独裁政治は果たして何をもたらすのでしょうか。
新聞・テレビではほとんど報じられない北朝鮮の最新の内部情報が満載されています。まさしく著者渾身の一冊です。
惠谷 治著
北朝鮮はどんなふうに崩壊するのか●目次
まえがき
第1章〈独裁強化と鎮圧システム〉
「民衆蜂起」は起こりうるか
第2章〈人民軍の反乱〉
「軍事クーデター」の火種はどこか
第3章〈最終兵器と“偽装”財政〉
「核・ミサイル開発」はどこまで進むか
第4章〈第2次朝鮮戦争の仮想シナリオ〉
対米韓「軍事衝突」はあるか
第5章〈朝鮮半島有事への対処〉
そのとき日本は、どう動くべきか
あとがき
内容説明
金正日の死後、北朝鮮国内では金日成・金正日の巨大な父子像が次々と建設され、“三代目”金正恩に繋がる世襲の象徴となっている。しかし、裏を返せば、それらの銅像はかつてのレーニン像やフセイン像のような政権転覆の象徴ともなりうる。実際、金正恩暗殺・クーデター未遂事件はすでに起きているとの情報がある―。いずれ“その時”はやってくる。きっかけは軍の反乱か、住民暴動か?米韓軍出撃、中朝関係急変の可能性は?北朝鮮軍事分析の第一人者が書き下ろした初の緊急シミュレーション。
目次
まえがき 「現実」を知らない金正恩が「権力」に目覚め始めた
第1章 独裁強化と鎮圧システム―「民衆蜂起」は起こりうるか
第2章 人民軍の反乱―「軍事クーデター」の火種はどこか
第3章 最終兵器と“偽装”財政―「核・ミサイル開発」はどこまで進むか
第4章 第2次朝鮮戦争の仮想シナリオ―対米韓「軍事衝突」はあるか
第5章 朝鮮半島有事への対処―そのとき日本はどう動くべきか
あとがき 平和的な南北統一しても北の独裁政権が続くカラクリ
著者等紹介
惠谷治[エヤオサム]
1949年東京生まれの尾道育ち。早稲田大学法学部卒業。同大探検部OB。民族紛争・軍事情報に精通するジャーナリスト。緻密な取材と独自の情報源による正確な分析力に定評がある。特に北朝鮮問題に関する分析は海外のメディアからも注目を集めている。国際情報誌「SAPIO」「週刊ポスト」など雑誌への寄稿や、テレビ報道番組での解説も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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