小学館101新書<br> ラグビー校長、体罰と教育を熱く語る

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小学館101新書
ラグビー校長、体罰と教育を熱く語る

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  • サイズ 新書判/ページ数 188p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098251605
  • NDC分類 783.48
  • Cコード C0295

出版社内容情報

果たして良い体罰、悪い体罰はあるのか?

「伏見工時代、山口先生に1回だけビンタされた。そのお陰で道を間違えずに済んで、今がある、本当に感謝している」―元ラグビー日本代表で2012年7月、私立中・高校の校長に就任した大八木氏はこう語る
大八木氏はラグビー強豪校・伏見工で山口先生の薫陶を得、同志社に進み同大3連覇の中心メンバーに、そして神戸製鋼で7連覇も達成した。山口先生の影響もあり、2007年、高知中央高校のラグビー部GMに就任し、ラグビー無名高の落ちこぼれを花園へ導いた。
桜宮高校での自殺事件が発端になり、体罰問題で教育現場の混乱が続いている。大八木氏は今回懲戒免職になったバスケ部顧問を個人的に知っていた。その顧問は山口先生の娘婿で、紹介されていたのだ。そうした難しい立場にも関わらず、今回、教育と体罰について熱く語る。
「子どもとどれだけの時間をともにできるか、一緒に汗を流せるか、“命をともにする”―これが教育の基本でしょ!。尊敬されない教師、文句ばかりの親、曖昧な国の方針、これでは体罰はなくならん!しかし、たった一人の教師との出会いで生徒の人生が変わることもあるんや」

【編集担当からのおすすめ情報】
大八木氏のラグビー人生、指導者人生は2章以降に語られます。それがあって初めて大八木氏が語る教育や体罰への思いが際立ってきます。ですから、2章からお読みになっても面白いかもしれません。

内容説明

尊敬されない教師、文句ばかりの親、曖昧な文科省の方針。これじゃ体罰はなくならんぞ。あの大八木氏が校長になるまでに、汗と涙でしぼり出した教育論。

目次

第1章 スポーツ新興国ニッポンの体罰問題(相次いだ体罰の告発;うまくいけば美談、失敗すれば恨み ほか)
第2章 楕円球と出逢い、ラグビーと歩む(人生を変えた恩師との出逢い;親父の背中が大きく見えた日 ほか)
第3章 楕円形のボールの教え(大学と高校の部活の違い;チョンボを褒める指導者の力量 ほか)
第4章 “落ちこぼれ”の再生(落ちこぼれのためのラグビー部創設;退学寸前の生徒をかき集める ほか)
第5章 新しいチャレンジ(負けの屈辱はバネになり、勝ちは負けの要素を生む;芦屋学園での新プロジェクト ほか)

著者等紹介

大八木淳史[オオヤギアツシ]
1961年京都市生まれ。伏見工業高校で山口良治監督に師事。同志社大学へ進学し史上初めての大学選手権3連覇に貢献する。神戸製鋼入社。日本選手権7連覇の中心メンバーとして活躍し、日本代表としてキャップ数30を誇る。その後、同志社大学大学院修士課程修了。2007年4月より高知中央高等学校ラグビー部GMに就任。2012年1月芦屋大学特任教授、7月1日、芦屋学園中学校、高等学校校長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

23
大八木さんは神戸製鋼時代に応援していた選手でした。著者の熱いラグビー、教育の話は面白かったです。体罰は昔から駄目だったことが良く伝わります。2023/12/22

ランフランコ

4
現役時代のイメージとは随分違ってなかなかインテリジェンスのある人だ。芦屋学園の取り組みは面白いし結果を見届けたいと思うが、なんせ大八木さん自身が脅迫とかで辞めちゃってるから今となっては説得力が半減してしまう。しかし学校の経営なんてドロドロしてそうだし、利権の塊だろうから誰が本当のことを言ってるかは怪しいもんだ。この本を読んだ者としては大八木さんを信じたい。伏見工業や同志社、神鋼時代の話は非常に興味深く、読み物としてはこの部分だけで出版してもよかったのではと思うけど。2017/10/29

暁人

3
筆者は『スクール☆ウォーズ』のモデル、伏見工業出身。あのドラマの世界を実体験している。▼体罰で問題になった桜宮高校の教師は伏工の恩師の娘婿だという。そのつながりから面識があり、それが執筆の動機となった。▼筆者の高知中央高での熱意あふれる指導には感動さえ覚える。ただそれでも、昔はある程度体罰も許されていた、と言う筆者の意見には賛成しかねる。正しくは「昔も今も体罰は許されない」ではないか。2014/05/12

しゅんぺい(笑)

2
タイトルからして、露骨すぎてアツい。 なんかいろいろ書いてあるけど、メッセージとしては一貫していて、 子どものためにどれだけ考えられるか、時間を使えるかってことらしいです。 めちゃくちゃ共感します。 まあでも、自分でもそう思っていたので、「そうやんなあ」以上の感想は残念ながら、なかったかなあ。 ある意味、新書らしい新書でした。2013/05/14

Mimuchi

0
コーチとしては、考えさせられる内容。大八木さん情熱すごい2013/04/25

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