出版社内容情報
家電メーカー各社の復活へのカギを探る!
家電メーカー各社の2013年3月期決算が注目を集めている。過去最大の赤字見通しを発表したシャープ、2年で1兆5000億円を失ったパナソニック、黒字予測ではあるものの、本業である電機部門では大幅な赤字となるソニー。いずれも世界を席巻していた日本を代表するメーカーだ。アナログからデジタルへと移行する中で製品はコモディティ化され、新興国製品との差はなくなり、価格競争に破れ新興国企業の後塵を拝している状態だ。一時は倒産寸前とまでいわれたアップルが故スティーブ・ジョブスによって鮮やかに蘇ったように日本の家電各社もかつての栄光を取り戻せるのか。そのためには必要なものがある。それはイノベーションであり、マーケティング力である。そして、何よりも経営者の力だ。これまで家電各社はデジタル化の本質を理解せずに、無駄な投資を続けてきた。これまでの成功体験にとらわれることなく、新たな一歩が踏み出せるか。家電メーカーとは好対照に堅調な重電系メーカー各社の戦略なども踏まえた上で、それぞれの企業が生き残るための秘策を明らかにする。
【編集担当からのおすすめ情報】
日本の家電メーカーは長らく世界を席巻した希望の星だった。それが、今では行く末さえ懸念される始末だ。いったいどうしてこんな状況に陥ってしまったのか。そして、かつての輝きを取り戻せるのか。経済分析の第一人者である著者が家電各社の「ミスの本質」と「再生への処方箋」を示す。
第1章 松下幸之助の家族主義をも捨てたパナソニック
第2章 消えたソニースピリッツ
第3章 土壇場に追い込まれたシャープ
第4章 明暗を分けたNECと富士通
第5章 不振に喘ぐ家電メーカーの共通項
第6章 アップル、サムスン電子ら海外勢が飛躍した理由
第7章 好対照に黒字確保した重電各社
第8章 日本の家電メーカーは生き残れる
内容説明
日本における大手総合電機メーカーは8社。うち、家電メーカーといわれるパナソニック、ソニー、シャープはかつてない危機に見舞われて、もがき続けている。かつては世界を席巻していた各社がどうしてこんな状況に陥ってしまったのか。日本経済に大きな影響力を持つ日の丸家電はもう一度、輝きを取り戻すのか、それともこのまま沈むのか。経済分析の第一人者である著者が復活への“処方箋”を示す。
目次
第1章 松下幸之助の家族主義をも捨てたパナソニック
第2章 消えたソニースピリッツ
第3章 土壇場に追い込まれたシャープ
第4章 明暗を分けたNECと富士通の差
第5章 不振に喘ぐ家電メーカーの共通項
第6章 アップル、サムスン電子ら海外勢が飛躍した理由
第7章 好対照に黒字確保した重電各社
第8章 日本の家電メーカーは生き残れる
著者等紹介
真壁昭夫[マカベアキオ]
1953年神奈川県生まれ。76年一橋大学商学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。83年ロンドン大学経営学部大学院(修士)卒業、85年メリル・リンチ社ニューヨーク本社へ出向。帰国後、98年第一勧銀総合研究所金融市場調査部長、内閣府経済動向分析チームメンバー、第一勧銀総研やみずほ総研の主席研究員を経て、03年から信州大学大学院イノベーション・マネジメント・センター特任教授に。05年から同大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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