小学館文庫<br> アイム・ファイン!

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小学館文庫
アイム・ファイン!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094086430
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

書斎の内外で起こる爆笑と福音の日々

JAL機内誌『スカイワード』で好評連載中のエッセイ『つばさよつばさ』から生まれた単行本『アイム・ファイン!』を文庫化。
「飛行機の座席を選ぶにあたって、私は必ず窓側を
指定する。旅慣れた人は通路側を好むものだが、どうも外の景色がみえないと損をしたような気がするのである」
1年の3分の1は旅の途にある、超多忙作家の浅田次郎氏は
まさに好奇心のかたまり。。自身の目を通した国内外の出来事は、たちまち優れた一編の随筆へと姿を変えていきます。
NHKドラマ『蒼穹の昴』の北京ロケに足を運んでみると・・・『西太后の遺産』。都内を愛車で走るうちに警官に止められて・・・『やさしいおまわりさん』。最近目にしなくなった二千円札の謎を追ってみると・・・『消えた二千円札』。行きつけのアメリカのステーキレストランで目撃した驚くべき親子とは・・・『デブの壁』ほか、珠玉の40編を収録。
「命惜しくば南国の楽園にでも飛んで、体力を恢復したいところなのだが、酷いことにはその抜け殻にさえ、次なる原稿の締め切りは迫る」。
そう苦笑する浅田氏の書斎の内外で起こる爆笑と福音の日々が絶妙の筆致で描かれています。

「いま、どこ?」「書斎症候群」「恐山へ」「わが体験せる世界三大暑気」「アイム・ファイン!」旅の手順」「あらたかな領収書」「トイレの福音」「君もどうかね?」「この頃の作法」「すばらしい話」「やさしいおまわりさん」「脱稿」「壇上の孤独」「歩兵の本領」「おもさげながんす」「遙かなるベガス」「闘病生活」「湯あたり」「走れ、スカイワード」「しろくま綺譚」「一病息災」「夢の続き」「ポップコーン幻想」「はげみになる話」「消えた二千円札」「三百八十歩のマーチ」「ウドンと黒鯛」「物を食う人」「空飛ぶレタス」「空飛ぶ狐」「お先にどうぞ」「西安の月」「思いこみ」「西太后の遺産」「上海の一夜」「デブの壁」「まぼろしのレストラン」「新米の季節」「日本の臭い」

内容説明

超多忙作家が目にした国内外の出来事は、筆を通してたちまち秀逸なショートストーリーへと姿を変えていく。NHKドラマ『蒼穹の昴』の北京ロケに足を運んでみると…(「西太后の遺産」)、都内を愛車で走るうち警官に止められて…(「やさしいおまわりさん」)アメリカのレストランで目撃した驚くべき親子…(「デブの壁」)ほか、爆笑と感動の四十編を収録。機内誌『スカイワード』人気連載を文庫化。

著者等紹介

浅田次郎[アサダジロウ]
1951年東京都生まれ。日本ペンクラブ会長、日本文藝家協会理事。『鉄道員』で直木賞、『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、『お腹召しませ』で中央公論文芸賞・司馬遼太郎賞、『中原の虹』で吉川英治文学賞、『終らざる夏』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

86
無類に面白い浅田氏の氏曰く鶴丸の飛行機機内誌に毎月連載されているエッセイ集シリーズ。多分、旅のツボが大変失礼ながらも旅多きなか、僕と似ているのである。だから、どれがなど書けぬ程。ご自身によるあとがきでも、自身読み返しても面白いとして、溜まり続けるマイレージを毎月エッセイに交換しているようと錯覚しているかの様という浅田先生のこのシリーズを引き続き読んでいきたい。なお、このコロナ禍で先生の最新エッセイの掲載がある機内誌が座席にないことが返すがえす残念である。2020/09/22

りずみぃ

74
高級外車、海外旅行、リムジンサービス付きラスベガス豪遊、娘は大学病院の医師。 書き方を間違えれば、ただの鼻持ちならない金持ち自慢。でも全くそうならないのは、浅田次郎の筆力とエンターテイナーの血。とにかくサービス精神旺盛。「仕事のし過ぎで、体が痛くてマッサージに行ったら揉み返しが酷かった」たったこれだけの出来事が彼の手にかかれば抱腹絶倒、ホロリとさせ、最後はオチまで付けてくる。参りました。He is fine.2019/04/23

kayoko

66
小説だと思い込んで買った本だったので、エッセイである事に少々がっかりし読み始めたが、さすがです。すごく面白かった。なるほど…と思ったり、機内で読むのは危険だろと思う程の大爆笑もあり時間だった。JALの機内誌に連載していただけあってやはり旅行に行きたいな~とも思える本だった。2018/01/15

Atsushi

48
浅田次郎のエッセイを初めて読んでみた。JALの機内誌に掲載されたものをまとめたそうだ。これがなかなか面白い。通勤電車の中で思わずニヤリとさせられてしまう。「嘘はつくけど約束は守る」という小心な性格らしい。気が合いそうだ。(絶対無理に決まっているが)お友達になるか、一度一緒にお酒を飲んでみたい。2017/11/28

good speed

40
「つばさよつばさ」に続く、JALの機内誌「SKYWARD」に連載されたエッセイ40編が収録されています。とにかく爆笑の連続。機内でもクスクス笑ってしまうでしょう(笑)「トイレの福音」イボの上が切れているという大痔主の浅田さんのウォシュレットへの賛美。激しい痛みに耐え生まれた作品は全て手書き、まさに刀をペンに持ち替えた侍。「闘病生活」が最高!少しの時間で読めてしまうので、長編の息抜き等にも最適です。2014/04/12

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