出版社内容情報
マラソンを舞台にスピード感溢れるミステリ
北京オリンピックの代表が決まる福岡国際マラソン。有力選手、外国招待選手、そして有望視されている新人など各ランナーの思惑が錯綜する。そのなかで実力がありながらペースメーカーとして出場する市川。彼もまたこの福岡にひとつの思いを持っていた。レース途中に、有力選手の死亡事故があったが(それは殺人なのかまた事故なのか。先導する白バイの警官が、その謎に挑戦する)、白熱のレースは続く。モノローグのように、各選手の過去が綴られ、次第に謎が明らかにされていく。勝負はトラックまでわからない。そして最後の直線100メートルの激走がその答えを出した。
42.195キロの謎
内容説明
トップランナーの思惑、ペースメーカーの野望…マラソンを舞台に駆け巡るノンストップ・ミステリー。
著者等紹介
鳥飼否宇[トリカイヒウ]
1960年福岡県生まれ。九州大学理学部生物学科卒。出版社勤務後、2000年に奄美大島に移住。2001年『中空』にて第21回「横溝正史ミステリ大賞」優秀賞を受賞して作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
101
42.195kmを駆け抜けるように一気読み。レースの裏に二重三重の仕掛けが立ち現われて、え!あれもこれも伏線だったのか!と驚く。沿道で声援を送ったこともある大会。コースの風景も馴染みがあるだけに、とても楽しく読めた。ただ、博多弁がお年寄言葉なのが残念ポイント。2017/07/24
ゆみねこ
62
マラソンのレース中に死者が。オリンピック代表選考レースを舞台に様々な思惑が交錯する。 なるほど、この仕掛けの為には選考レースをこういう形にしなくてはね~! 中々おもしろかったです。鳥飼さん、初読み。2015/10/30
mika
29
息づかいが聞こえてきそうな臨場感、ゴールの競技場に戻ってきても続くつばぜりあい、そして何といっても最後まで見抜けなかった真相にしてやられました…。読了後は私もフル走ってきたかのような爽快感!嫉妬や憎しみ、コンプレックスを抱く選手たちの関係を見事に42.195㎞の中で完結させている。伏線の張り方にも感嘆…。1番の驚愕は市川が腰につけたお守りの鈴でした…チリチリンー。面白かったです(o^^o)2015/09/05
はな
23
リオ五輪真っ最中だしとはじめましての鳥飼さんのスポーツミステリ。五輪への切符をかけた福岡国際マラソンに挑む選手たち。運動は苦手だしマラソンのこともTVで見るくらいで全然詳しくないのだけど、スポーツものとしてもミステリーとしてもとてもおもしろかった。ペースメーカーという役割があることも知らなかったな~勉強になりました。これからはマラソンを見る目が少し変わりそう。2016/08/08
miraiocoo
22
私の趣味も走ることで。そして、本日ある大会に出場。結構電車に乗る時間が長かったので、行きと帰りで読んでしまった。僕も走りながらメンタルの弱さを実感しているが、作者も同じようなことが書かれており全員そんなことを考えて走っていることが理解できる。また、本の内容ですが、いろいろな思惑が隠されています。走っていいる人、走り出した人、走ろうかなと思っている人、是非読んで下さい。2015/05/10
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