出版社内容情報
生きた化石と言われるシーラカンス。その捕獲から海中遊泳の撮影成功までを綴り、謎の生態に鋭く迫る科学ドキュメントです。
目 次 口絵 まえがき 第1章 この奇妙な魚は いったい何? 深海魚か、肺魚か/化石が生きていた!/塩漬けのシーラカンス 第2章 魚博士と映画製作者との出会い フランスから贈られた一尾/海洋活劇の夢がしぼんで 第3章 シーラカンスの戸籍と素性 まず魚の正体を知ること/現地語ではゴンベッサ 第4章 日本の学術調査隊コモロへ 海中撮影と生け捕りと/コモロでは政変が起こっていた/ついに入国許可のテレックス 第5章 “幻の化石魚”の創作活動を開始 すごいところへ来たもんだなあ/コモロの夜は暑さとの闘い 第6章 フランス人 オラガレイ氏の登場 日本の武士道が気に入った!/溶岩流の続くコモロの海底/現地に好感をもたれた日本隊 第7章 日本隊の帰国寸前に釣れた大物 これはゴンベッサに違いない/二百八十万人が見た全国展示会/空気の抜けたコイのぼり 第8章 ゴンベッサよ永遠に シーラカンスを食べてみよう/シーラカンスが泳いでいる!/三億年の歴史を絶やさないで 参考図書 あとがき
内容説明
ゴンベッサとは、シーラカンスのコモロ語で“幸運”を意味する。三億年前に地球に現われ、七千万年前に絶滅したはずの化石魚が、なんとアフリカの深海に生きていた!魚博士末広恭雄氏を中心とするシーラカンス学術調査隊による日本の第1号補獲が1981年、ついで86年には世界で初めて海中遊泳の撮影に成功した。本書は、発見のいきさつから日本隊の活躍まで、故末広恭雄博士の令嬢が鎮魂の思いをこめて綴る科学ドキュメントである。
目次
第1章 この奇妙な魚はいったい何?
第2章 魚博士と映画製作者との出会い
第3章 シーラカンスの戸籍と素性
第4章 日本の学術調査隊コモロへ
第5章 “幻の化石魚”の捜索活動を開始
第6章 フランス人オラガレイ氏の登場
第7章 日本隊の帰国寸前に釣れた大物
第8章 ゴンベッサよ永遠に
感想・レビュー
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うめ
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