ゴンベッサよ永遠に―幻の化石魚シーラカンス物語

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ゴンベッサよ永遠に―幻の化石魚シーラカンス物語

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784092900813
  • NDC分類 487.6
  • Cコード C0040

出版社内容情報

生きた化石と言われるシーラカンス。その捕獲から海中遊泳の撮影成功までを綴り、謎の生態に鋭く迫る科学ドキュメントです。

目  次 口絵 まえがき 第1章 この奇妙な魚は いったい何? 深海魚か、肺魚か/化石が生きていた!/塩漬けのシーラカンス 第2章 魚博士と映画製作者との出会い フランスから贈られた一尾/海洋活劇の夢がしぼんで 第3章 シーラカンスの戸籍と素性 まず魚の正体を知ること/現地語ではゴンベッサ 第4章 日本の学術調査隊コモロへ 海中撮影と生け捕りと/コモロでは政変が起こっていた/ついに入国許可のテレックス 第5章 “幻の化石魚”の創作活動を開始 すごいところへ来たもんだなあ/コモロの夜は暑さとの闘い 第6章 フランス人 オラガレイ氏の登場 日本の武士道が気に入った!/溶岩流の続くコモロの海底/現地に好感をもたれた日本隊 第7章 日本隊の帰国寸前に釣れた大物 これはゴンベッサに違いない/二百八十万人が見た全国展示会/空気の抜けたコイのぼり 第8章 ゴンベッサよ永遠に シーラカンスを食べてみよう/シーラカンスが泳いでいる!/三億年の歴史を絶やさないで 参考図書 あとがき 

内容説明

ゴンベッサとは、シーラカンスのコモロ語で“幸運”を意味する。三億年前に地球に現われ、七千万年前に絶滅したはずの化石魚が、なんとアフリカの深海に生きていた!魚博士末広恭雄氏を中心とするシーラカンス学術調査隊による日本の第1号補獲が1981年、ついで86年には世界で初めて海中遊泳の撮影に成功した。本書は、発見のいきさつから日本隊の活躍まで、故末広恭雄博士の令嬢が鎮魂の思いをこめて綴る科学ドキュメントである。

目次

第1章 この奇妙な魚はいったい何?
第2章 魚博士と映画製作者との出会い
第3章 シーラカンスの戸籍と素性
第4章 日本の学術調査隊コモロへ
第5章 “幻の化石魚”の捜索活動を開始
第6章 フランス人オラガレイ氏の登場
第7章 日本隊の帰国寸前に釣れた大物
第8章 ゴンベッサよ永遠に

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うめ

0
ロマン。2010/12/30

ケイ

0
沼津の深海魚水族館に行く予習にと思い読みました。結構古い本ですが、調査隊のどきどきわくわくが伝わってきて面白かった。2012/10/06

つちのこ

0
小学館1989年5月4刷。1990.4.12読了1990/04/12

qbmnk

0
質の高い科学読み物だった。シーラカンス研究の歴史や第3次までの日本の学術調査隊の活動とともに、書かれた1988年時点での研究成果も分かりやすく説明されている。シーラカンスにまつわるエピソードについて、科学というより政治・経済活動に近い調査隊派遣までの困難、生態学・生物学的な研究意義、現地文化や当時の社会的背景を読みやすくまとめてあり興味深く知ることができた。また京急油壺マリンパークの他の水族館とは違う楽しい展示について、設立の経緯も含めて触れてあったのも面白かった。2018/05/17

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