私説昭和文学

私説昭和文学

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  • サイズ A5判/ページ数 199p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784091791047
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0079

出版社内容情報

太宰治、永井荷風、梶井基次郎、坂口安吾…昭和を駆け抜けた文士たちの輝ける束の間の闇を鮮烈に描破した短編連作集。豪華特装版単行本!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒロミ

40
太宰、荷風、梶井基次郎、安吾の漫画が収録されている。どれも彼らとひとりの女性(オリジナルキャラクター)をめぐる話だ。太宰はよく喋るキャラ(笑)白眉は荷風の話である。これは本当に名作。素晴らしい完成度。おんおん泣いた。荷風の明治男の意地と粋を見事に描写している。梶井基次郎もすごく良かった。期待していた太宰と安吾がちょっと消化不良だった。特に安吾は「?」とつかみ所がないような。年少時代の安吾じゃない話が読んでみたかった。とても良くできてはいるのですが…。しかし村上もとか先生のお話はやっぱり心が熱くなる。2015/08/31

寺

38
久々の再読。『JIN』の村上もとかが描いた漫画昭和文豪列伝。私が十代の頃、今はなき『ヤングサンデー』に時々載ったものだ。当時の『ヤングサンデー』はユニークな雑誌だったのだ。太宰治・永井荷風・梶井基次郎・坂口安吾の四人。この四人の人生の一場面に架空の女性を一人ずつ落とす事で、その特異な個性や世界が浮き彫りになる面白い作品集。太宰や荷風はその人生のエピソードも盛り込まれていて圧巻。梶井のは幻想的な雰囲気もある。ラストの安吾だけは失敗していると思う。架空の女性の存在が無くても良いからだ。でもお勧め。2015/08/03

ムーミン2号

8
太宰治、永井荷風、梶井基次郎そして坂口安吾という昭和、と言っても20年代、30年代を駆けていった作家をフィクションを交えて村上もとかさんが絵で描いたもの。評伝や伝記ではない。作家たちのある時期を切り取って描いており、村上さんにとってはそこがその作家を語る上で最も適した場面だったのだろう。永井荷風などは晩年の十数年であるからして、有名作を書いていた頃のことではない。他にも作家はいるだろう、は言ってはいけない(当たり前だから)。あまり日本文学は読まないけど、この人たちの作品を読みたくなった。2019/12/30

がんぞ

5
読むのは早いが、描くには作家の生家を取材に行ったりして4編で連載5年/太宰治はかなり読んだ。読み返すより戦後を描いた坂口安吾が読みたい。梶井基次郎ぐらい才能があれば死後認められる至難の業も実現。小娘の姿で登場の宇野千代が梶井の才能を評価していたのは創作ではないだろう。戦前の文壇はずいぶん狭い。議論はどんなものであったか。文明の利器がない時代に生まれた傑作に、現代文学は敵わないとは言わないがおそらくのちの世まで残れない。読者の教養の違いか。崇拝する男に、女がかしずき雑用をする、そんな時代の男女を描く文藝の妙2014/03/20

Gen Kato

2
評伝ではない、「創作」としての作家列伝。こういうのもアリか!とうなりました。マンガならでは、「絵」がすばらしいです。2025/08/15

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