トーキョー・ストレンジャー―都市では誰もが異邦人

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トーキョー・ストレンジャー―都市では誰もが異邦人

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087805987
  • NDC分類 291.36
  • Cコード C0095

出版社内容情報

姜尚中氏が語る現代人への応援メッセージ
「都市とは自分の正体を目覚めさせてくれる場所である」31の東京の風景とともに語る著者の人生・文化・日本etcに関する提言の中には、明日への活力や考えるヒントが満載。明快で力強いエッセイ。

内容説明

街に出ると見えてくる!歴史、世界、思想、未来―。トーキョーから「今」を読み解く知の散策。

目次

序章 都市で出会う他者と自分
第1章 非日常空間を探して
第2章 モダン・ポストモダン・その先へ
第3章 グローバル化するトーキョー
対談 小泉今日子×姜尚中―トーキョー~交差する記憶と未来
第4章 文化装置は健在か
第5章 砂粒化する個人
第6章 都市は人を自由にするか

著者等紹介

姜尚中[カンサンジュン]
1950年熊本県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。国際基督教大学准教授などを経て、東京大学大学院情報学環教授。専攻は政治学・政治思想史。在日二世として、さまざまな問題にコミット(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

33
東京ではなく、トーキョーなのだ。 トーキョーは人を自由にせず、 欲望の奴隷にする魔界(12頁)。 余裕とは自分をも引いて見られる 精神的な幅(54頁)。 祭りと革命は紙一重(59頁)。 平和的なのは前者で、 暴力的なのは後者だろうけど。 写真と文章の絶妙なバランスがある構成。 自由が拡大するほど横の連帯を失い、 不確実性は増す(73-74頁)。 正解にたどりつけなくても、意味や目的を 考える思考回路を学ぶことは重要(119頁)。 2014/04/27

雨巫女。@新潮部

14
《私‐図書館》東京を、姜さんが、散策すると知的で、また違ってみえた。変貌が激しい場所もあり、また古きよきものもある都市ですね。小泉今日子さんの対談も面白かった。2012/05/01

スプリント

9
低音ボイスが魅力の姜尚中氏が東京各地をめぐりながら現代日本が抱える問題や将来の展望について語ります。途中に小泉今日子との対談が挟まっておりちょっと意外な二人の接点を知ることができます。2016/03/19

ありんこ

9
姜尚中さんの静かな語りが聞こえてきそうな。キョンキョンとの対談で、幼いころの記憶の場所がある人は簡単には揺るがないと書いてありました。子供たちの育児、素敵な記憶としてとどめてあげたい。頑張ります!2011/09/08

けんとまん1007

7
姜さんの声がする。聴こえてくるようだ。日曜美術館のようでもある。絵を場所に変えてみたら、こうなったという感じがする。東京ではなくて、トーキョーとしてあるところにも、意味があると思う。いい意味でも、悪い意味でも、日本の中における位置づけはおおきなものがある。ただ、それでいいのか?ということも、たくさん触れられている。こうやって、地元のあちこちを訪れるのも、刺激があっていいなと思う。2012/07/22

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