私の家

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私の家

  • 青山 七恵【著】
  • 価格 ¥1,925(本体¥1,750)
  • 集英社(2019/10発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 315p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087716757
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

いつか見つかるだろうか、私の、私だけの。

祖母の法要の日、一堂に会した親戚たち。
同棲していた恋人から家を追い出され、突然実家に帰ってきた娘、梓。
元体育教師、「実行」を何よりも尊びながら、不遇な子供時代にこだわる母、祥子。
孤独を愛するが、3人の崇拝者に生活を乱される大叔母、道世。
死ぬまで自分が損しているという気持ちを抑えられなかった祖母、照。
そして、何年も音信不通の伯父、博和。
今は赤の他人のように分かり合えなくても、同じ家に暮らした記憶と共有する秘密がある。
3世代にわたる一族を描き出す、連作短編集。


【著者略歴】
1983年埼玉県生まれ。筑波大学図書館情報専門群卒業。2005年、「窓の灯」で文藝賞を受賞し、デビュー。07年「ひとり日和」で芥川賞、09年「かけら」で川端康成文学賞を最年少で受賞。2019年4月現在、東海大学の文芸創作学科で教鞭を取っている。他の著書に、『やさしいため息』『わたしの彼氏』『快楽』『めぐり糸』『繭』『ハッチとマーロウ』『ブルーハワイ』など。

内容説明

恋人と別れて突然事実に帰ってきた娘・梓。年の離れたシングルマザーに親身になる母・祥子。孤独を愛しながらも三人の崇拝者に生活を乱される大叔母・道世。幼少期を思い出させる他人の家に足繁く通う父・滋彦。何年も音信不通だった伯父・博和。そんな一族が集った祖母の法要の日。赤の他人のようにすれ違いながらも、同じ家に暮らした記憶と小さな秘密に結び合わされて―。

著者等紹介

青山七恵[アオヤマナナエ]
1983年埼玉県生まれ。2005年「窓の灯」で第四二回文藝賞を受賞しデビュー。2007年「ひとり日和」で第一三六回芥川龍之介賞。2009年「かけら」で第三五回川端康成文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

198
青山 七恵は、新作中心に読んでいる作家です。市井の人々、家族の連作短編集です。面白くなくはないですが、特別のドラマもなく地味な展開で、売れない芥川賞作家まっしぐらでした。2019/12/11

のっち♬

148
「家」をテーマに家族三世代の歴史が11の短編で綴られる。唐突に過去に飛んだり視点を毎回変えるために、多くの登場人物の掘り下げがやや中途半端なのが惜しい。そんな中、入念に描かれているのが祥子と道世。家族や友人にお節介を焼く祥子は理不尽との対峙に、家族と疎遠な道世は周囲との取り留めのないお喋りに、それぞれ人生の価値を見出している。共に「住む」プロである彼女らの対比が示唆するのは、居場所よりも「長年にわたる記憶の習慣」こそがその人の「家」を築き上げていることだ。埃より塵の方が扱いやすく煌きやすいというのが皮肉。2021/09/06

なゆ

98
この感じ、好き。どこの家にもドラマティックとまではいかなくても、ささやかな歴史がある。読みながらウチはどうだろう…と考える。娘は母になり母は祖母になり…と順繰りに巡ってゆく様子を眺めたような読書。彼氏と別れ住む家を失い仕事も辞めて実家に帰ってきた次女の梓。そんな娘に頭を痛めつつ他人にお節介焼きたがる母の祥子は、祖父母の家で育った時期がある。そこに今は小さな店を営みながらひとり暮らす大叔母の道世の日常。子育てに苦しんだ祖母の照。ギクシャクする母娘。家を懐かしんだり、家から逃げたり。それでもやっぱり戻る場所。2020/02/11

taiko

62
3世代に渡る家族と家の物語。恋人と別れ、仕事を辞めて実家に帰ってきた梓。幼い頃祖父母に預けられ育った元体育教師の母祥子。実家で雑貨屋を営み、1人老年を過ごす大叔母道世。祖父母の洗い張りの仕事に憧れていた祥子の兄博和。幼稚園の娘亜由と夫とマンションで暮らす梓の姉灯里。自分の家と同じ作りの家が竜巻で被災したことに胸を痛める祥子の夫滋彦。夫の死後、娘達と同居もせず身の回りのものだけを持ってマンションで一人暮らしをしていた梓の祖母照。照の法事を中心に、家族それぞれの目線で語られるそれぞれの事情。 →続く2019/12/20

kawa

48
言い方悪いですが、曾祖父母から孫までの5代にわたるとりとめのない「家」の物語。主人公は同棲彼氏と仕事を失くし実家に転がり込む20代後半女子、どこか身近な家庭を見ている気分。世の中の圧倒的多くの「家」はメリハリある起承転結「直木賞」型家庭であるわけはない。しかし、作家の力量によっては、どの「家」も「芥川賞」型家庭としてのモデルとなる資格があるのだろう(「暴論」失礼!!)。本書で描かれる「家」も、私の「家」と90%以上は異なるが数%は共通するところもあるよう。そこに憑かれ頁を捲る手が止まらないのかも知れない。2019/12/25

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