集英社文庫<br> ばけもの好む中将〈7〉花鎮めの舞

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集英社文庫
ばけもの好む中将〈7〉花鎮めの舞

  • 瀬川 貴次【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 集英社(2018/05発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087457452
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

季節は、春。宗孝の姉・梨壺の更衣の出産が迫る中、宗孝は「ばけもの好む中将」宣能と共に桜の精霊の怪異を訪ねて郊外の山へ赴く。だがそこは宣能にとって因縁の深い場所で……。好評シリーズ第7弾!




瀬川 貴次[セガワタカツグ]
著・文・その他

内容説明

桜の精を探して訪れた春の山で、中将・宣能によみがえった忌まわしい記憶とは…?(「花ぞ咲きける」)。姉・更衣のお産のさなか、宗孝は恐ろしい怪異に遭遇して…(「産の怪」)。宗孝の末の姉・真白に想いを寄せる東宮。その恋心を砕くべく、東宮の母である弘徽殿の女御が、真白に縁談を持ち込んできたのだが!?(「桜花爛漫」)など、全四編を収録。大人気平安冒険シリーズ、春爛漫の第七弾!

著者等紹介

瀬川貴次[セガワタカツグ]
1964年生まれ。91年『闇に歌えば』でデビュー。また、瀬川ことび名義での著書もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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KAZOO

114
やはり化けものの話というよりも人間関係が複雑に絡み合っているのが強くなってきました。中将とその父親、東宮の母親と更衣、東宮と十二の姉、中将の妹と宗孝、十郎太(十の姉)、その他盗賊などよく話を整理して読まないとわからなくなります。面白いのですが結構長く続きそうな感じです。2021/04/04

ギンちゃん

68
今回も楽しく読めました。なかでも終盤、宗孝の忘れたくても忘れられない出来事についてのやり取りは、その光景を想像しただけで面白かったです。 これからの道筋が気になる展開がありはしたけれど次巻も楽しみに待ちたいと思います。2018/06/01

ぽんすけ

67
九の姉君が右大臣家にめっちゃ馴染んでて順応性高いなオイ!まぁ初草ちゃんが懐いてるし、舞の先生としてのスキルは高そうだしこれはこれでいいか。更衣のお産も無事にすんだし、生まれたのが姫で本当に良かった。皇子だったら女御に何されるかわからん。何せ呪詛の前科持ちだしね。そして春若と真白。この二人が出てくるとなんかオラ、ワクワクすっぞ!春若君は母親に似て無駄に行動力あるし、今のところ身分よりも年齢のほうがネックになってる、十郎太は手ごわいぞwそして宣能様…。え、なんか暗黒?多情丸とか出る作品間違ってないですか!2023/12/15

papako

67
色々気な臭さが増してきた。みんなハッピーエンドになるのかしら。初草も春若も真白も宣能も宗孝も幸せになって欲しい。きっと、この時代の恋愛は自由なのにままならないんでしょうね。。。なんか切ないなぁ。2019/01/15

真理そら

55
桜の幻想的な美しさ満載の巻(だったかな?w)。今回は姉9がまともに?活躍する。本来悪役のはずの弘徽殿の女御がだんだん可愛い感じがしてきた。東宮と真白、初草と宗孝のカップルが成立したら憤死するんじゃないかとシンパイだ。右大臣家のダークな面のさわりだけ紹介されていたので次巻はまたハチャメチャな大活劇になるかも、と期待中。2018/05/21

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