集英社文庫<br> 昭和の三傑―憲法九条は「救国のトリック」だった

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集英社文庫
昭和の三傑―憲法九条は「救国のトリック」だった

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  • サイズ 文庫判/ページ数 378p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087450637
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

1945年、日本は「新たなる戦争」に突入した。いかにして日本国民を「アメリカの手駒」にすることを防ぐか。歴代首相が辿り着いた結論が「憲法九条」だった。戦後日本を総括する、瞠目の歴史ノンフィクション。

内容説明

戦後日本社会の機軸となった憲法九条。この「平和憲法」の発案者は、はたして誰だったのか?膨大な関係資料や証言を読み込み、様々な当事者に取材を重ね、元「文藝春秋」編集長が挑んだ戦後史最大の謎。そこで浮かび上がってきたのは、亡国の危機に立ち上がった三人の名宰相―鈴木貫太郎、幣原喜重郎、吉田茂の「合作」による前代未聞の政治トリックだった!文庫化に際し大幅に加筆した完全版。

目次

第1章 救国の宰相・鈴木貫太郎
第2章 智略の宰相・幣原喜重郎
第3章 閣議を支配したテロの恐怖
第4章 「太平洋のシーザー」と勝負
第5章 神聖・武装天皇制の幕引き
第6章 頑固爺ィ・吉田茂の登場
第7章 「大狸」の権謀術策
第8章 吉田・ダレスの抗争
第9章 吉田茂の核武装論
第10章 敗戦処理はいまだ終わらない

著者等紹介

堤堯[ツツミギョウ]
1940年生まれ。61年、東京大学法学部卒業後、文藝春秋入社。「諸君!」「文藝春秋」編集長、「週刊文春」編集局長、三誌を束ねる第一編集局長、ついで出版総局長を歴任。常務、常任顧問を経て退社。以後、新聞、雑誌に執筆活動を展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kochanosuke

19
面白く一気読みした。日本のこの時期の本が続けて読みたくなる。著者が “戦後史最大の謎”とする「憲法九条の発案者は誰か。いかなる意図があったのか」に、一つの解を試みたとする書。このとおりが真相だったなら痛快かな。今の政治家や外交に感じられないものだから。立花隆さんの推薦の言葉にあるように、九条を考える視点が得られた。2013/08/23

Honey

6
DHCシアター「やらまいか」の司会、堤堯氏の著作と言うことで。 まず終戦および敗戦処理の大変さに驚き、三人の宰相の胆力・知略に感動。天才といわれる角栄さんとも、国を守る政治家として明らかに格が違う。時の空気を正確に読み、大局的に先の先まで見据え、外交を仕切り人心を治める。戦後復興期日本の基軸を象徴天皇と戦力放棄とした深慮! 憲法改正論が盛り上がりつつある今、現憲法の条文に秘められた意図、その後実際どのような効果があり、また今、どう賞味期限になったのか、そこをよく理解したうえで改正案を考えなければならない。2016/08/11

こばまり

4
これまで抱いてきた戦後史観が根底から揺らぐ程のビックリ本でした。2013/09/29

hakodadi

3
元文芸春秋編集長という経歴にはやや躊躇したが、加藤典洋「戦後入門」以降、憲法特に9条の制定過程に関心があり、積読本からとりだした。9条の戦力不保持条項が時の首相幣原喜重郎の発案であったとの著者の主張はまるでミステリーの謎解きのような展開で読ませる。現在の政権は「米国からの押しつけ憲法=>自主憲法制定」と声高だが、その同調者の皆さんにも、やや脱線気味にこういう所論にも耳を傾けてはどうだろうか。ともあれ「平和憲法」なるものの正体をよく理解するには好個の本、読みやすいことは請け合える。2016/01/17

こういち

3
日本の歴史は、常に我が国の誰かが勝者となる歴史であった。それ故に、昭和20年の敗戦において異国の者が主役となる歴史は素直に受け容れ難く、不確実な憶測を生む。しかし、本書における三傑、鈴木貫太郎・幣原喜重郎・吉田茂は、「国家国民・国益のためなら何でもやる」宰相たちで、国家存亡時における救世主であったことは間違いない。今、押しつけられた憲法を改正しようではなく、当世にあった憲法に衣替え(=変態)していこう、と言うのが先人から得た知恵ではないだろうか。2013/05/04

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