出版社内容情報
恋物語と言葉遊び
新しくて面白い仏教読本!
仏教の経典や僧侶たちの説法を紐解くと、意外にも恋愛話や言葉遊びがいたるところに見られる。
インドから中国・朝鮮半島を経て日本に伝わった仏教は、宗教そのものだけでなく、恋愛文学や言葉遊びも育てたのだ。
洒落や掛詞、ちょっとしたおふざけなど、エンタメ要素満載……身近なようで実は知らなかった仏教の本当の姿とは?
仏教文学研究の第一人者である著者が、膨大な資料から仏教と恋愛文学の関係性を明らかにする。
石井公成(いしい こうせい)
1950年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科単位取得退学。駒澤大学名誉教授。
アジア諸国の仏教と周辺文化の研究者。
『華厳思想の研究』『聖徳太子――実像と伝説の間』(春秋社),『〈ものまね〉の歴史――仏教・笑い・芸能』(吉川弘文館)、『東アジア仏教史』(岩波新書)など著書多数。
集英社刊『アジア人物史』(全12巻)第3巻『ユーラシア東西ふたつの帝国』第3章執筆。
内容説明
仏教の経典や僧侶たちの説法を紐解くと、意外にも恋愛話や言葉遊びがいたるところに見られる。インドから中国・朝鮮半島を経て日本に伝わった仏教は、宗教そのものだけでなく、恋愛文学や言葉遊びも育てたのだ。洒落や掛詞、ちょっとしたおふざけなど、エンタメ要素満載…身近なようで実は知らなかった仏教の本当の姿とは?仏教文学研究の第一人者である著者が、膨大な資料から仏教と恋愛文学の関係性を明らかにする。
目次
第一章 インドの仏教経典に見える恋物語(仏伝のきわどい描写;最下層の娘が仏弟子に熱烈に恋した話 ほか)
第二章 中国の恋物語と仏教(仏教の影響が見られる『捜神記』『幽明録』『世説新語』の恋物語;菩薩と呼ばれた皇弟の艶詩 ほか)
第三章 韓国の恋物語と仏教(観音が寺の婢女となって僧侶と結婚した話;青年と寺で出逢った虎の化身である娘との悲恋 ほか)
第四章 日本の恋愛・恋物語と仏教(『万葉集』における無常と恋歌;『古今和歌集』の恋歌と言葉遊び ほか)
第五章 ベトナムの恋物語と仏教―諸国の作品との対比
著者等紹介
石井公成[イシイコウセイ]
1950年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科単位取得退学。駒澤大学名誉教授。アジア諸国の仏教と周辺文化の研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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