集英社新書<br> 恋する仏教―アジア諸国の文学を育てた教え

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集英社新書
恋する仏教―アジア諸国の文学を育てた教え

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087213454
  • NDC分類 183
  • Cコード C0215

出版社内容情報

恋物語と言葉遊び
新しくて面白い仏教読本!
仏教の経典や僧侶たちの説法を紐解くと、意外にも恋愛話や言葉遊びがいたるところに見られる。
インドから中国・朝鮮半島を経て日本に伝わった仏教は、宗教そのものだけでなく、恋愛文学や言葉遊びも育てたのだ。
洒落や掛詞、ちょっとしたおふざけなど、エンタメ要素満載……身近なようで実は知らなかった仏教の本当の姿とは?
仏教文学研究の第一人者である著者が、膨大な資料から仏教と恋愛文学の関係性を明らかにする。

石井公成(いしい こうせい)
1950年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科単位取得退学。駒澤大学名誉教授。
アジア諸国の仏教と周辺文化の研究者。
『華厳思想の研究』『聖徳太子――実像と伝説の間』(春秋社),『〈ものまね〉の歴史――仏教・笑い・芸能』(吉川弘文館)、『東アジア仏教史』(岩波新書)など著書多数。
集英社刊『アジア人物史』(全12巻)第3巻『ユーラシア東西ふたつの帝国』第3章執筆。

内容説明

仏教の経典や僧侶たちの説法を紐解くと、意外にも恋愛話や言葉遊びがいたるところに見られる。インドから中国・朝鮮半島を経て日本に伝わった仏教は、宗教そのものだけでなく、恋愛文学や言葉遊びも育てたのだ。洒落や掛詞、ちょっとしたおふざけなど、エンタメ要素満載…身近なようで実は知らなかった仏教の本当の姿とは?仏教文学研究の第一人者である著者が、膨大な資料から仏教と恋愛文学の関係性を明らかにする。

目次

第一章 インドの仏教経典に見える恋物語(仏伝のきわどい描写;最下層の娘が仏弟子に熱烈に恋した話 ほか)
第二章 中国の恋物語と仏教(仏教の影響が見られる『捜神記』『幽明録』『世説新語』の恋物語;菩薩と呼ばれた皇弟の艶詩 ほか)
第三章 韓国の恋物語と仏教(観音が寺の婢女となって僧侶と結婚した話;青年と寺で出逢った虎の化身である娘との悲恋 ほか)
第四章 日本の恋愛・恋物語と仏教(『万葉集』における無常と恋歌;『古今和歌集』の恋歌と言葉遊び ほか)
第五章 ベトナムの恋物語と仏教―諸国の作品との対比

著者等紹介

石井公成[イシイコウセイ]
1950年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科単位取得退学。駒澤大学名誉教授。アジア諸国の仏教と周辺文化の研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さとうしん

18
アジアの文学と仏教の関係に注目。日本と中国はともかくインド、韓国、ベトナムも取り上げているのは珍しいのではないか。作品と仏教、あるいは出典とされるものの結びつけが強引かなという箇所があるのが玉に瑕。しかし日本人の本来の心情が反映されているとされがちな『万葉集』にも仏教的な要素が見て取れるという指摘は面白い。また、インドの説話で最後を仏教的な教訓で締めくくっていればどんなことを語っても許されるというのは、中国で抗日ドラマの体裁を取っていれば多少の無茶は許されるというのを連想させる。2025/01/22

非実在の構想

1
恋を描くためのフォーマットとして仏伝が用いられたというのが、すごく面白い。2025/02/09

Go Extreme

1
仏教と恋愛の関係: 無常観 慈悲 因果律 修行 出家 煩悩 精神的成長 霊的探求 インドの恋物語と仏教: 遊女の物語 マータンガ種 アーナンダ 身分制度 言語遊び 比喩表現 障害と試練 中国の恋物語と仏教: 紅楼夢 西遊記 恋愛の儚さ 政治と愛 美と別れ 宮廷文化 因果応報 運命論 韓国の恋物語と仏教: 春香伝 金剛山 恋愛と修行 家族制度 儒教 霊的悟り 犠牲と愛 日本とベトナムの恋物語: 平家物語 源氏物語 文学の変遷 精神的な悟り 悲劇的恋愛 社会的背景 道徳観 東アジア文化 文学比較 恋愛と人生観2025/02/15

ashihiratomara

0
仏教と恋愛文学の関わりについて触れた書物。 個々の解釈、仏教の影響がどの程度かについては私には判断できないが、やや牽強付会なものから仏教という観点から解釈すると面白いと思う解釈まで別れている。 本書がもととなって仏教と恋愛文学の関係の研究が進むと嬉しいなと思う。2025/02/27

もっこす

0
図書館本。タイトルに惹かれて借りたものの情報量がとても多くて読むのに時間がかかった。インド、中国、韓国、日本、ベトナムの文学と仏教の教えの関連性を述べているのだけど、特に日本の章では万葉集からたけくらべまで様々な作品が取り上げられていてかつ時代時代の宗教観との関連性が述べられていて目から鱗だった。名前は知ってるけど、実際に読んだ事がない作品も多く、ここに挙げられていた作品も実際読んで見たくなった。2025/01/31

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