集英社新書<br> 続・韓国カルチャー―描かれた「歴史」と社会の変化

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集英社新書
続・韓国カルチャー―描かれた「歴史」と社会の変化

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087212723
  • NDC分類 302.21
  • Cコード C0236

出版社内容情報

前著『韓国カルチャー 隣人の素顔と現在』に続く待望の第二弾。
本著では「歴史」に重点を置き、韓国社会の変化を考察する!

本書で取り上げる作品は『今、私たちの学校は…』『未成年裁判』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』『ブラザーフッド』『スウィング・キッズ』『リトル・フォレスト 春夏秋冬』『子猫をお願い』『シークレット・サンシャイン』『私たちのブルース』『シスターズ』『D.P.-脱走兵追跡官-』『猫たちのアパートメント』『はちどり』『別れる決心』など。
Netflix配信で世界的に人気となったドラマからカンヌ国際映画祭受賞作品まで、全25作品以上を掲載。

【主な内容】
韓国と日本の教育制度の違い、部活動も大学入試のため
韓国人が考える、「大人の責任」とは?
韓国での「オルン(大人)」の意味
ソウルの南北問題――江南と江北
韓国映画における女性監督の草分け、イム・スルレとはどんな人なのか
子猫がリードした「ワラナコ運動」
映画『サバハ』が描いた、韓国のカルト宗教
韓国人にも難しい済州島の言葉
済州島のアイデンティティ、「サムチュン」とは?
入隊したBTSのJIN
出演者たちにも軍生活のトラウマが……
富裕層はなぜ江南に引っ越したか?
パク・チャヌクが主題歌『霧』にこだわった理由

【著者プロフィール】
伊東順子(いとう・じゅんこ)
ライター、編集・翻訳業。愛知県生まれ。1990年に渡韓。ソウルで企画・翻訳オフィスを運営。著書に『韓国カルチャー 隣人の素顔と現在』(集英社新書)、『ピビンバの国の女性たち』(講談社文庫)、『韓国 現地からの報告――セウォル号事件から文在寅政権まで』(ちくま新書)等。訳書に『搾取都市、ソウル――韓国最底辺住宅街の人びと』(イ・ヘミ著、筑摩書房)等。2017年に同人雑誌『中くらいの友だち――韓くに手帖』(皓星社)を創刊。

内容説明

前著『韓国カルチャー 隣人の素顔と現在』に続く待望の第二弾。本著では「歴史」に重点を置き、韓国社会の変化を考察する。取り上げる作品は『今、私たちの学校は…』『未成年裁判』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』『ブラザーフッド』『戦火の中へ』『スウィング・キッズ』『リトル・フォレスト 春夏秋冬』『子猫をお願い』『シークレット・サンシャイン』『私たちのブルース』『シスターズ』『D.P.―脱走兵追跡官―』『猫たちのアパートメント』『はちどり』『別れる決心』など。Netflix配信で世界的に人気となったドラマからカンヌ国際映画祭受賞作品まで、全25作品以上を掲載。

目次

第1章 韓国の学校教育を知る、ドラマ『今、私たちの学校は…』―パンデミック初期に描かれた、「新型コロナ後」の次なるウイルス
第2章 韓国人が考える、「大人の責任」―ドラマ『未成年裁判』とそのベースとなった現実の事件
第3章 実は、大人たちの物語 ドラマ『マイ・ディア・ミスター―私のおじさん』―坂本龍一やパウロ・コエーリョが絶賛した名作のひみつ
第4章 映画でふりかえる「6・25朝鮮戦争」―映画『ブラザーフッド』『戦火の中へ』『スウィング・キッズ』『高地戦』など
第5章 イム・スルレが描く、生きとし生けるもの―映画『リトル・フォレスト 春夏秋冬』『ワイキキ・ブラザーズ』『提報者~ES細胞捏造事件~』『私たちの生涯最高の瞬間』など
第6章 『子猫をお願い』が描いた、周辺の物語―猫と女性、仁川と在韓華僑
第7章 韓国の宗教事情を知る映画―『シークレット・サンシャイン』『三姉妹』『サバハ』など
第8章 ドラマ『私たちのブルース』―済州島、そしてコ・ドゥシムやイ・ビョンホンのこと
第9章 ベトナム戦争と韓国ドラマ、そして映画―ドラマ『シスターズ』、映画『ホワイト・バッジ』『あなたは遠いところに』など
第10章 語られることのなかった、軍隊の話―ドラマ『D.P.―脱走兵追跡官』と映画『ノーザン・リミット・ライン 南北海戦』
第11章 「タワマン共和国」―韓国人の住まいとペットの話 映画『猫たちのアパートメント』『はちどり』『ほえる犬は噛まない』
第12章 映画『別れる決心』とパク・チャヌク監督のこだわり―主題歌『霧』や中国朝鮮族のことなど

著者等紹介

伊東順子[イトウジュンコ]
ライター、編集・翻訳業。愛知県生まれ。1990年に渡韓。ソウルで企画・翻訳オフィスを運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kan

29
前作に引き続き面白い。掲載作品は残念ながら観ていないものばかりだが、ネタバレ無しに作品の核となるコンセプトや背景を解説しており、観ていなくとも韓国のあれこれを知り、楽しむことができる。タワマンやアパート事情や江南への名門校移転、不正入試と不正入隊忌避への世間の目など、日本に暮らす者には今一歩空気感がつかめない部分の解説など勉強になるところがたくさんあった。2024/07/31

kuukazoo

11
前作がよかったので引き続き。今回もドラマや映画をレビューしつつその背景にある韓国の歴史や社会状況を解説。朝鮮戦争、ベトナム戦争への派兵、徴兵制と軍隊。在韓華僑、中国朝鮮族、宗教。そしてタワマン共和国と言われるほど高層マンションが多く、都市再開発による階層格差は拡大の一途を辿っている。活躍中の映画監督や俳優を中心に映画の話が多めな1冊だった。2023/09/29

ヘジン

10
韓国ドラマ・映画25作品以上を考察。ネタバレなしなので、未鑑賞の作品についても安心して読める。特に新しい作品に関しては、日本語のウェブサイトを探しても出てくるのはキャストなど基本的な情報と個人の感想ばかりで数少ない解説は深掘り度が物足りないし、韓国語のウェブサイトも翻訳にかければ読めるけれど玉石混淆で求める情報に行き着くのが大変なので、こういう書籍が出版されるのはありがたい。作品を深く味わうお供に最適。2023/07/22

二人娘の父

9
副題にあるように本書の視点は韓国における「歴史」と社会の変化に注がれる。その理解をドラマや映画を通じて深めるものになっており、とても読みやすいが内容的にも深みを感じる。個人的に注目したのは軍生活およびベトナム戦争の関連。やはり日本との決定的な違いの一つは、身近に軍隊があり、基本的にはそこを避けて生きることができない社会。その中では当然、我々とは異なる思考や生き方がある。その違いは大きい。個人的にはドラマ「私のおじさん」「私たちのブルース」の解説がたいへん的を射たもので、また見たくなってしまった。2023/08/16

ののまる

7
韓国文学は読むが、あまり韓国映画やドラマは観ないのだけど、社会情勢や背景を知ると、観たいのがたくさんでてきた。2023/08/23

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