集英社新書<br> 新世界秩序と日本の未来―米中の狭間でどう生きるか

個数:
電子版価格
¥946
  • 電子版あり

集英社新書
新世界秩序と日本の未来―米中の狭間でどう生きるか

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087211740
  • NDC分類 302.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

コロナ後の国際関係はどう展開していくのか?
そして、この国が復活を遂げるためのカギとは?
現代日本を代表する論客ふたりが描き出す、これからの世界の見取り図!

コロナ禍という未曾有の大惨事を経て、世界は劇的な変化を遂げました。
今や、「新世界秩序」とでも呼ぶべき、新たな国際関係が立ち現れつつあります。
アメリカでは混乱と分断の中でトランプが退陣し、バイデン新大統領が誕生。
一方、中国は香港問題やウイグル問題を経ながらも、パンデミックの抑制に成功して「ワクチン外交」に乗り出そうとしています。
この米中による覇権抗争のもとで、コロナ後の世界情勢はどのように動いていくのでしょうか。
そして、日本はいかなる道を選べば良いのでしょうか。
現代日本を代表するふたりの論客が、これからの世界の見取り図を描きます。

【本書の主な内容】
・アメリカの「分断」は、実は建国の時点で宿命づけられていた!
・積極的な対外姿勢の裏側に隠されている、習近平の焦りとは
・2020年代の中国が抱えている「時限爆弾」の正体
・バイデン政権はアメリカの外交をどのように転換させるか
・いま、「トルコ」の動きに最も注目しておくべき理由
・「台湾侵攻」は近いうちに起こり得るのか
・コロナ後の日本が生き抜くために一番大切なことは何か

【目次】
序論 世界史を動かす舞台としての東アジア(姜尚中)
第一章 2013年以降の自民党政権で日本はどう変わったか
第二章 アメリカについて考える
第三章 中国について考える
第四章 「新冷戦」の時代に世界はどう動くか
第五章 米中の狭間で、日本はどう生きるか
おわりに (内田樹)

【著者略歴】
内田樹(うちだ たつる)
1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。神戸女学院大学名誉教授。専門はフランス現代思想、武道論、教育論、映画論など。
著書は『日本習合論』(ミシマ社)、『サル化する世界』(文藝春秋)、『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書・第6回小林秀雄賞受賞)、『日本辺境論』(新潮新書・2010年新書大賞受賞)など多数。第3回伊丹十三賞受賞。現在は神戸市で武道と哲学のための学塾「凱風館」を主宰している。

姜尚中(カン サンジュン)
1950年熊本生まれ。政治学者。東京大学名誉教授。鎮西学院学院長・熊本県立劇場理事長兼館長。著書は累計100万部超のベストセラー『悩む力』とその続編『続・悩む力』『母の教え 10年後の「悩む力」』(いずれも集英社新書)のほか、『ナショナリズム』(講談社学術文庫)、『在日』(集英社文庫)、『維新の影』(集英社単行本)、『マックス・ウェーバーと近代』(岩波現代文庫)、『朝鮮半島と日本の未来』(集英社新書)など多数。小説作品に『母―オモニ―』『心』(いずれも集英社文庫)がある。

内容説明

コロナ禍という未曾有の大惨事を経て、世界情勢は大きな変化を遂げた。アメリカではバイデン新政権が誕生し、国際協調路線を推し進めている。他方、中国は香港やウイグルの問題を抱えながらも「ワクチン外交」を繰り広げ、世界的に影響力を拡大しようとしつつある。こうした米中の覇権抗争のもとで、今後の世界はどのような動きを見せていくのか。アメリカを覆う「分断」の歴史的背景、中国の積極的な対外進出の裏側にある「焦り」の正体、そしてこれからの日本の展望などについて、時代を代表する論客ふたりが縦横無尽に議論する。

目次

序論 世界史を動かす舞台としての東アジア(姜尚中)
第1章 問題提起―二〇一三年以降の自民党政権で日本はどう変わったか
第2章 アメリカについて考える
第3章 中国について考える
第4章 「新冷戦」の時代に世界はどう動くか
第5章 米中の狭間で、日本はどう生きるか
あとがき(内田樹)

著者等紹介

内田樹[ウチダタツル]
1950年東京都生まれ。神戸女学院大学名誉教授。思想家

姜尚中[カンサンジュン]
1950年熊本県生まれ。東京大学名誉教授。政治学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

62
図書館新刊棚。姜尚中先生によると、今や近現代史上初めて、 世界史の舞台の中心に東アジアが浮上(傍点、3頁)。8頁地図によると、日本はリムランドらしい。内田樹先生は待場のシリーズ本で存じ上げていた。ラジオでは金八先生武田鉄矢さんがいろいろ本を紹介、内田先生も取り上げられていた。姜先生はそもそも自由と平等は矛盾という(78頁)。だが、社会科学が求めてやまないのは自由と平等のある社会像だ。内田先生によると、福澤諭吉先生『痩我慢の説』できれいな負け方を言いたかったらしい(223頁)。潔さが必要。 2021/12/24

けんとまん1007

57
このお二人は、それぞれの著作・発言も含め、気づかされることが多い。共通するのは、視座の違い、視野の広さだと思っている。今回もそう。取り上げられている国(特に米中)も、それぞれ決して一枚岩ではなく、流動性を多く持っていること。それを踏まえての、両国の動き方ということ。国の大きさは、人口・面積からくる要素も多い。その点で、今までと同じ考え方では、何も感じ取れないのだということ。2022/01/04

さきん

38
安倍長期政権への批判がことごとく的外れな気がしてならない。長期であること自体や太平洋諸国と連携して中国に対峙するという戦略は外交としては評価して良いと思う。問題は一貫性のない政策。どこにも良い顔をしようとするために、矛盾な政策を展開し、肝心の憲法改正までいきつけなかったこと。トランプ支持者が多い要因を内田氏はともかく姜氏は感覚として掴めていないのではないかということも感じる。インテリが持っている豊富な知識と経験を庶民へ還元せず、自らステータスの上昇に使用していることへ、庶民は不満を持っているということを。2021/08/10

Speyside

33
今世紀の二大強国米中と、その狭間で生きざるを得ない日本の来し方行く末についての対談本。未来予測はそこまで説得力は無かった様に思うが、三カ国の歴史的経緯は非常に勉強になった。特にアメリカ人の価値観が自由偏重で、平等については重きが置かれていないという点は目から鱗。連邦派≒コミュニタリアン≒左派 vs 州権派≒リバタリアン≒右派という図式が建国以来あり、トランプが徴兵逃れや税金逃れなどの醜聞にまみれながらあれ程の支持を集めたのも「自分の自由が最優先」のリバタリアン的価値観からすれば当然との指摘にはとても納得。2021/11/22

Tenouji

22
軍事力とAI技術の相関関係は酔眼ですね。自由と平等の均衡は、しばらく崩れたままなんだろうね。2021/08/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18193227
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。